アキノキリンソウ
2019/07/17 (since2014/08/30)
小田代ヶ原
小田代ヶ原では木道と車道を利用すると周遊できるのだが、
アキノキリンソウは、ほとんどどこでも見ることができるほど蔓延っている。
その一端をごらんあれ。
ちょっと目を疑ったが、間違いなくアキノキリンソウだろう。(キオンの線はないと思うが)
赤沼から歩いてきて、車道に出る際通る鹿よけの門をくぐる手前だった。
育てばこんなに大きくなるのかと思い、立派に育ってよかったねと声をかけた。
もうひとつ心配があって、ミヤマアキノキリンソウという種類があるが、
ものの本によると、結構区別が難しいらしく、ここでは日光自然博物館他
日光に詳しい人達がアキノキリンソウといっているので、そういう紹介をしている。
ここのところ間違いが見るかることが多く、素人としては間違うならご一緒にという気分。
さらに手前にあった群落、別名アワダチソウを彷彿とさせる咲き方で
最初はこの花がトップを飾るはずだったが・・・
現実はロールプレイングゲームのようにめまぐるしく結果が変わるのだ。
否、現実を真似たのがゲームかな。
車道に出ると、青い花との共演が待っていた。中央にあるのはソバナ。
青い花と黄色の花、これに緑の葉と色の対比が素晴らしい。
こちらは桃色のシオガマギクに青色のエゾリンドウも加わり
秋らしいお花畑の様相だが、ちとボリューム不足か。
湿原側を見れば、こちらにもアキノキリンソウが待ち構えていた。
分岐を車道に向かわず、湯滝方面の木道を行くと、アキノキリンソウ仁王立ち。
アキノキリンソウって、あまり特殊な場所に生えない平凡なやつで
草むらに紛れて咲くことが多いので、このシーンは珍しい気がする。
3本も咲いていれば、それなりに目立つ花なんです。
戦場ヶ原
赤沼から湯川に沿って歩いているときは、あまりアキノキリンソウを見ない。
視界がひらけ、湿原地帯を歩くようになるとようやくアキノキリンソウの登場だ。
といっても小田代ヶ原で見るほど、豪華な群落を見ることはなくまばらだ。
育ちも悪いようで、だからこそ山野草の風情だとも言える。
戦場ヶ原で多いのはこんな感じでポツポツと咲いている。
湯川沿いに咲いているものがあれば、
川を背景にまた違った趣に。
花のボリュームがあって絢爛豪華な株。
肉眼では綺麗だが、写真だと草むらに紛れてしまいう。
朝露も手伝ってか、運良く、草むらに紛れず、黄色の花が際立つ感じになった。
湯川に沿って咲いてないわけではないが、とっても素朴。
ほとんどこんな調子で、咲いているよと紹介するだけのレベル。
周囲の草とほぼ同じ高さで、かろうじて花が顔を出している。
朝日を浴びて
黄色の花が朝日を浴びて黄金色に輝く、祭りのとき。
そこには、小さな太陽がいっぱい。
戦場ヶ原はヒメシジミの宝庫。
秋になると草むらも黄ばんできて背景としてきれいな緑でなくなり
結果としてアキノキリンソウの花が目立たなくなる、らしい。
辞典で詳しく調べる
キク科アキノキリンソウ属>アキノキリンソウ
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