日光植物園に咲く高山植物・山野草

2017/03/04

東京大学大学院理学系研究科 付属植物園日光分園

日光市花石町1842
TEL 0288-54-0206

日光植物園は、正式には「東京大学大学院理学系研究科附属植物園日光分園」という。明治35年(1902年)に東照宮付近に開設されたが、その後、明治44年(1911年)、現在の場所に移転した。面積は約10ha。植物学の研究、教育のため、東大が設けた教育実習施設である。

パンフレットによると、園内には日本の高山ならびに温帯から亜寒帯に生育する種類、およびそららに関係の深い外国の種類を主に集めており、シダ植物約130種、裸子植物約70種、被子植物約2000種(双子葉類1750、単子葉類250)、合計約2200種が植栽(一部は自生)されている。

日光植物園正門

しかし、一般に有料で公開されているので、「四季の山野草」でも上記の写真のように様々な高山性の植物たちをご紹介が出来る。ロックガーデンや林の中など、山で自生して咲いているのと同じような感じで観察することができる。深大寺など他の植物園とは一線を画すものだと思う。。植物や花が好きな方なら、日光東照宮、日光江戸村などや 歩いても行ける大谷川の流れが溶岩を削ってできた憾満が淵(含満カ淵) 、 日光田母沢御用邸記念公園 にも近く、観光のついでに見るおすすめのポイント。

日光植物園通路

自家用車でドライブの方でしたら裏見の滝や寂光の滝にも近く、霧降の滝と合わせて滝巡りというのも面白いでしょう。

さて、日光には男体山、女峰山や白根山など2000mを超える山並み、中禅寺湖、湯ノ湖、切込湖や刈込湖などの湖沼、戦場ガ原や小田代ガ原のような湿原などの自然環境に恵まれて、1500種類以上もの植物が自生している。
しかし、日光植物園には約2200種類の植物が栽培されているそうだから、4月15日〜11月30日までの開園中にいつ訪れても、新しい発見ができる豊富な植物群が魅力的だ。

個人的に気に入っているのは、入口から少し入った(100mくらい)の左にあるロックガーデンとその周辺で、小型の可愛らしい山草が、どの季節に行っても咲いているところだ。名前もわからないような海外種も多いので話題に事欠かないだろう。ただ、最近はロックガーデンの手入れが悪く、目的の花がどこにあるのか、あっても雑草と思しき植物に邪魔されて思うに任せないことがしばしばなのが残念なところ。



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