コマクサ
2014/07/12 (since2010/08/14)
丸沼高原
日光白根山には元々コマクサが自生していなかった、
というのが通説になっている。
しかし、以前は自生していたものが薬草として重宝され、
根絶やしにされたものを復元するために、
植栽したという説もあり、はっきりしていない。
現在、丸沼高原ではコマクサを徐々に増やす活動をしているようだ。
私の好きな森バックの写真、針葉樹林は大抵黒い背景になる。
当日、一番花数の多い赤花の株は、お祭り状態だった。
コマクサ(赤花)
この日の朝は菅沼キャンプ場から白根山に登るはずだった。
しかし、雨が止まず、雨の装備も準備していなかったので、
急遽丸沼高原のロープウェイで標高2000mの山頂(白根山ではない)を目指した。
その山頂にあるロックガーデンで出会ったのが、3つの色のコマクサたちだ。
写真はそのうちの一つで、赤い花のものだ。
ロックガーデンは、かなりの大きさのものが4ヶ所ほど有り、
土が火山質の多孔質の礫で出来ているのと、2000mの標高とあいまって
ほぼ自然と同じような環境なのだろう。
どれをみても見事にコマクサの花が咲いていた。
70-200 f2.8 1/1250 f4
コマクサ(ピンク)
ここのロックガーデンでは、ピンクの花が最も多かった。
その中でも、大きな株のものを選んでみた。
白根山に自生のコマクサがある、という話はきかないが
(どうやら昔はあったが、絶滅したらしい)
これだけ見事に群落を築いていれば大したものだ。
70-200 f2.8 1/320 f4
自生で咲いている姿は、乗鞍岳のコマクサを見てください。
コマクサ(白花)
白花は水らしいのだろうか? 一株しか見当たらなかった。
まあ、街の山野草店でも見たことはないから、かなり珍しいのだろう。
70-200 f2.8 1/500 f4
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