ヤマツツジ
2018/03/15 (since2012/04/22)
春の終わりを告げるヤマツツジ
日光の春はいろは坂からはじまり、戦場ヶ原、金精峠へと広がっていく。
ヤマツツジが戦場ヶ原で咲き終わる頃、夏がはじまるといった季節感でいいかな。
6月といっても早朝の奥日光は素手だとシャッターを押す手がかじかむほどの気候だ。
湯川の畔も例外ではないのだが、すでにヤマツツジが咲き始めていた。
朱色のヤマツツジの向こうにあるのは薄紫色のミツバツツジだ。
この山の一角はまるでツツジの森のよういろいろなツツジが咲いている。
この写真には写っていないが、シロヤシオもここで咲いていた。
Canon EOS Kiss Digital N, EF70-200mm f2.9L USM ×1.4
1/500 f4.5
ヤマツツジの花が咲くのは新緑の映える季節でもある。
5月中旬、鬼怒川を見下ろす断崖にて。
しゃくなげ橋〜湯川
日光のヤマツツジを戦場ヶ原で撮ることはないと思っていたが、
しゃくなげ橋から竜頭の滝にかけての湯川沿いにはヤマツツジも豊富であった。
竜頭の滝の上流側にある遊歩道からのヤマツツジとトウゴクミツバツツジの競演。
。川の流れとの関係がわかる一枚で、遊歩道から見ることのできる早朝の風景。
。少し引き気味にすると、低公害バスの停留所が見える位置だ。
いろは坂
日光でヤマツツジというと、いろは坂だ。上りも下りもどちらも楽しめる。
ただ、上りは早く中禅寺湖につきたいので、写真を撮るために車を止めたことがない。
薄曇りの日のヤマツツジ。
開花したててで花数が少ない分、しっとりとした感じ。
赤い花は色飽和?で色がつぶれることが多く苦手。
これは朝露が残った状態で開花したての花も瑞々しかった。
日が射して、新緑がつややかな男体山の崖。
ヤマツツジがその名に恥じず、逞しく勢力を伸ばしている。
ここは、いろは坂を下る途中にある剣ヶ峰という小さな展望台で、
般若滝と方等滝の2つの滝を見ることができるが、写真は般若滝の右側にある崖だ。
上の写真からさかのぼること4年、ヤマツツジがへばりつくように根を生やし朱色に咲いていた。
風が吹こうが、雨が滝のように降ろうが生き抜いている、なんという生命力、ど根性!
Canon EOS Kiss Digital N, EF70-200mm f2.9L USM ×2
1/500 f5.6
基本形
ツツジの類は変異が多いし、いろは坂のツツジを解説した本もない。
独断と偏見に基づいて、ヤマツツジの基本形ということにした。
上の2枚の写真は株としてはちょっと生育不良だろうからだ。
朱でも橙でもない柔らかな花色が、ドライバーやカメラマンの目を癒すに違いない。
Canon EOS Kiss Digital N, EF70-200mm f2.9L USM ×1.4
1/640 f5.0
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