カラマツソウ
2018/04/07 (since2012/05/14)
イルミネーション
夏の高層湿原では、早朝に天然のイルミネーションを見ることが可能だ。
小田代ヶ原のカラマツソウはそれを見事な輝きで見せてくれた。
朝露が花と花柄をきれいに飾り付けてくれた、自然の芸術だ。
半端ないカラマツソウのお花畑にホザキシモツケやノアザミが色を添えてくれた。
光徳沼
6月中旬、光徳沼のカラマツソウはかなり大きな群落で、白い花穂が咲きそろっていた。
咲いていたのは、光徳沼と光徳牧場との間にある平地で
その空間だけカラマツソウ畑という様相だ。
かなりこんもりとして細長く広がっているように見えるが、
後の木の下にも成長が悪くて背が低いだけで、カラマツソウが広がっている。
先の写真が逆光なら、これは順光の写真で花や葉の見え方がかなり違って見える。
背景が全く違うので向きが違うのがわかるだろう。
少しだけ花が大きく見えるようにしてみた。
カラマツソウの細い花糸は、細すぎて解像度の低い写真ではギザギザに見えるのだ。
戦場ヶ原
戦場ヶ原の植物は湯川周辺が豊かだ。
カラマツソウも当然のようにそこに咲いていた。
湯川のほとりに咲くカラマツソウの花。
7月中旬、ここは木陰になっているせいか、生育が遅いようだ。
イブキトラノオとのコラボだが、背丈は負けている。
小田代ヶ原
カラマツソウには花びらがなく、白いふさふさとしたものは雄しべだという。
わかっていても、花は花、しかも結構きれいな花だ。
孤高
泉門池から上り坂を登りきり、鹿よけの柵にある門をくぐると
もう少しで小田代が原だ。戦場ヶ原に行くの道と小田代が原に向かう道と
2つに分かれたところから湿原が開けてくる。
と、そこにカラマツソウが一株、夏の日差しに光り輝いていた。
あまりに立派な姿に酔いしれるが、いかんせんちょっと遠い。
300mmの望遠レンズでも、やっとこの姿だもの。
ためらいながらも、なんとかシャッターを切った。
Canon EOS 7D, EF70-300mm f/4-5.6L IS USM
1/400 f5.6, -1.67EV
上の写真を試しにデジタルズームアップ?してみたら、
見事に写真のような姿が現れた。
きちんと花と蕾が写されているでしょう?
解像度の高いデジタル一眼レフと白レンズのおかげ。
小田代ヶ原の車道側の斜面の様子。
ここは意外と植生が豊富で、いつも何か収穫のある所。
今日も咲き始めのカラマツソウの群落があって楽しませてくれた。
木の株もとのカラマツソウが充実していたのでトリミングしてみたら、
全く違った印象の写真に。
目線上にあったカラマツソウを至近距離から。
千手ヶ浜
千手ヶ浜の千住の森にもわずかだが、カラマツソウが生えていた。
6月中旬、クリンソウを見に仙人庵に行く途中の森で見たカラマツソウ。
左の株は咲き始め、右の株はまだつぼみという状態だった。
夏の日差しに輝くカラマツソウ、千手ヶ浜にて。
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キンポウゲ科カラマツソウ(タリクトラム)属>カラマツソウ
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