ギンリョウソウ
2018/03/18 (since1999/08/28)
至仏山
ギンリョウソウに緑の葉がないのは、腐生植物だからというのは有名だ。
詳細な話は専門家に任せるとして、菌に寄生して栄養をかっぱらうエグイ奴だ。
それでも植物の仲間だというのだから、自然界も不思議なものだ
ギンリョウソウは尾瀬でいろいろなところで見ることができ、至仏山でも立派に咲いていた。
木の根元で
ギンリョウソウを見つけた。
至仏山への登りでは小雨交じりの中、目に留まらなかったのだが、
帰りは天気も良くなって明るかったせいか、木の根元に咲く
白いギンリョウソウを簡単に見つけることができた。
どちらかといと、鳩待峠に近い森の中での出来事だ。
下の浅湖湿原のものとは、少し形が違うようだ。
Canon EOS 7D EF100mm f/2.8L Macro IS USM
1/5000s, f5.6, -0.67EV
正面から
足場の問題もあり、正面からトリミングを前提に花の構造を意識して撮ってみた。
雨で濡れたせいもあるだろうか、色素の無い花びらはくもりガラスのような透け方だ。
中心部の雌しべ?は灰色、花の名前からいうと銀色か?、周囲に雄しべが広がっている。
Canon EOS 7D EF100mm f/2.8L Macro IS USM
1/2500s, f5.6, -0.67EV
2017年7月27日に熊本大学が発表したモリチャバネゴキブリという
森に住むゴキブリの仲間に種を運んでもらっているというニュースで
一躍脚光を浴びたギンリョウソウ。
この写真は発表の2週間前のものだ。勢いがあるなあ。
三平峠
三平峠では行きに見つけることができなかったギンリョウソウは
帰りはいろいろなところで見ることができた。私の目は節穴か。
最初はこんなものかと思った。時期が早過ぎるのかもと・・・
いやいやどうしてまだ蕾だけれども、大きな株があるじゃないですか!
そして、なんと立派な花が咲いていることでしょう。これが真打ちです。
周囲を見渡しても、ポツポツと咲いていて、こういうのを見るのははじめて、感激でした。
浅湖湿原
レフ板を当てながら、横たわっている人がいるのでなにかと思ったら、ギンリョウソウ。
こんなの一度も見たことない、本当に変わっている花だと、ゆりがぼーっと眺めているので、
大丈夫だから撮りな、と押し出して横から一枚ゲット。フィルム時代の作品だ。
辞典で詳しく調べる
ツツジ科ギンリョウソウ属>ギンリョウソウ
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