マイヅルソウ
2018/04/01 (since2013/06/02)
森の妖精
尾瀬の森のなかで出会うマイヅルソウは、
小さくて愛らしくてまるで妖精のようだ。
折れ曲がった木の株に、ニョッキと顔を出し、
今にもかくれんぼをしよう、と言い出すかのよう。
透明感のあるマイヅルソウのおしべに感激。
シダに囲まれて主張するマイヅルソウ。
2016年は二度目の至仏山で、一度撮った高山植物も
視点を変えて、と思うのだがアイデアに乏しい。
撮らされている、感が強いのだ。しょうがないか。
至仏山
鳩待峠から登り始めると、前半は森の中を歩くことになるが、
ゴゼンタチバナやここに紹介するマイヅルソウなど、
頂上にいつ着けるのかわからないくらいシャッターチャンスに恵まれる。
雨の森
雨降る至仏山で、これ以上先に進んで帰れなくなったら・・・
道はところどころ川になりつつあるし、
もう帰ろうかなと思った矢先、マイヅルソウの群落に出会ってしまった。
かわいい。雨に濡れている感じがなんともいえない。
たしか、EOS7もマクロレンズも防塵・防滴加工だったな、とだんだん強気になり。
おもむろにカメラを取りだし、気がつけば、十数枚の写真を撮り終えていた。
午後は雨が上がる予報だし、登ってくる人も増えてきたし、行くっきゃないでしょ。
Canon EOS 7D EEF100mm f/2.8L Macro IS USM
f5.6 1/125s, -1.00EV,
森林部分の至仏登山道で開けた所はあまりないのですが、
ここはマイヅルソウの群落を遠近感を持って撮ることができました。
マイズルソウは2012年に栂池で出会ってから知ったのですが、
雨にぬれていた方が断然いい感じです。
Canon EOS 7D EEF100mm f/2.8L Macro IS USM
f4.5, 1/200s, -1.33EV,
一杯咲いているんです、こんな風に。
Canon EOS 7D EEF100mm f/2.8L Macro IS USM
f4.5, 1/250s, -1.33EV,
山道を隔てて反対側にも、ほらこんなに。
Canon EOS 7D EEF100mm f/2.8L Macro IS USM
f4.0, 1/400s, -1.33EV,
一杯なんです。
Canon EOS 7D EEF100mm f/2.8L Macro IS USM
f4.5, 1/500s, -2.33EV,
クローズアップしてもなかなかの美人さん。
写真としては失敗ですね、ピンボケになってしまいました。
Canon EOS 7D EEF100mm f/2.8L Macro IS USM
f4.5, 1/125s, -1.33EV,
マイズルソウをもう一枚、記念撮影。
帰りにはもう足が痛くて写真を撮る気力がありませんでした。
Canon EOS 7D EEF100mm f/2.8L Macro IS USM
f4.5, 1/250s, -0.33EV,
三平峠
三平峠は至仏山と違い、山道の両脇は木に囲まれていることが多く、
トンネルのようにえぐれているところを歩くことが少ない。
尾根筋でもないので、視界がひらけたところが殆どないのが残念だが、
ここでもマイヅルソウは群落をつくって、登山客の目をなごませていた。
大木に寄り添って大きな群落を作っていたマイヅルソウ。
こちらのものは所帯が少なめで、
樹木の側に生えているものの元気さを見ると、
樹木の養分を吸い取って育っているのか、などと考える。
辞典で詳しく調べる
キジカクシ科マイヅルソウ属>マイヅルソウ