竜頭の滝
2021/10/25 (since2012/06/23統合)
|ゆく河の流れは絶えずして|竜頭の滝全景|滝と紅葉|中禅寺湖へ|定点観測〜観瀑台から|
2021年
2021年の竜頭の滝、今年もなんとか見ることができた。
日の出直後で竜頭の滝にまだひさしが入らない時間帯、優しい感じの紅葉。
ゆく河の流れは絶えずして
しかももとの水にあらず〜とは鴨長明が書いた方丈記の冒頭でしたが、
竜頭の滝の流れを見ていると、
まさにその一節を具現化したような気分になってしまいます。
今年の秋(2018年)は、天候と日程と行き先がほとんどが裏目で、
全くいいところなしと思ったが、この写真を見ているうちに意外といいなあ・・・
と思ったので、壁紙にしちゃいました。ご覧ください。
竜頭の滝の流れと紅葉の壁紙へ
紅葉と滝の流れを強調。
流れ自体は竜頭の滝のやや下流で本線ではないのですが、
水量が豊富で流れに勢いがあり、上の部分の紅葉も綺麗だった。
竜頭の滝全景
竜頭の滝ほど紅葉とのバランスがいい滝はめったにないと思う。
しかし、あまりにバランスがいいので、ついつい撮らされてしまうのが難点。
2013年は曇り空の中でしっとりとした紅葉風景を撮ることができた。
時期としては遅めだろう、手前右手の木が紅葉しているのは初めて。
それを入れようとして工夫しているうちに、滝の全景もうまく入り、今までより秀一。
EOS7D EF-S15-85mm f/3.5-5.6 IS USM
f11.0, 2.0s, -1.33補正
2017年の竜頭の滝は、中央のシナノキの黄葉も残っていて、
色よし、タイミングよしだったようだ。
雨とはいえ混雑していたので、中央より左側の観瀑台からですが、
滝がこじんまりとしてしまい、あまりよくなかったかも・・・
縦位置だとこんな感じに。
左の滝の全容を入れようと右に寄ると手前に金網があって邪魔。
観瀑台の一番左に寄って撮るのが良さそうです。
竜頭の滝の観瀑台から更に下流の道路側から見た流れ。
画面手前の流れは滝となって、中禅寺湖に向けてさらに下っていく。
滝と紅葉
滝の周囲には色とりどりの樹木があるので、
視点を変えるといろいろなものが見えてくる。
横顔
全景写真はここを訪れたカメラマンなら誰でも撮るおなじみのもの。
上の左の写真は右の滝を左側の橋から、右の写真は右側のちょっとした路地から撮ったものだ。
同じ滝でも正面と左右、撮る位置を変えると、別の滝のように表情が違う。
Canon EOS 7D, EF-S15-85mm f/3.5-5.6 IS USM
(左)f5.6, 1/8s, -0.33WC、(右)f11, 1.3s, -1.0EV
先の右側から見たときの最盛期の紅葉。
何度も通って、ようやく見ることができた。
少し引いて全貌。
周囲の紅葉の色の変化が素晴らしいので滝の姿が小さくなってしまった。
落葉紅葉
来れば必ず撮影する竜頭の滝。今年は落葉に着目、見事な紅葉でしょ?
といっても、帰ってきてからのトリミング。
撮影中にこの岩部分のアップを狙ったのだが、新レンズのテストだし
竜頭の滝に望遠レンズはいらないやと思って、車においたままのため、
カメラの高解像度を活かして、擬似望遠の世界へご招待、となりました。
手持ち撮影だけど、手ブレ補正だし、何とかなったんじゃないかな。
EOS7D EF-S15-85mm f/3.5-5.6 IS USM
1/30 f8.0 +2/3EV 偏光フィルター使用
ガマズミ
赤い実の彩りを添える竜頭の滝、あでやかだ。
展望台とは違う滝の下流の道路側から見ることのできる景色。
赤い実は葉のイメージからガマズミもしくはその仲間と思われる。
Canon EOS 7D, EF70-300mm f/4-5.6L IS USM
f8.0, 1/200s
この先の流れは傾斜して見えない。流れが急なので飛沫がほとばしる、
正面から見る滝はこじんまりとまたまった感じ、こちらは
臨場感溢れるシーンでしょう?
この風景を竜頭の滝に入れるのか、湯川に入れるのか
それとも、湯川と竜頭の滝を合体させたほうがいいのか悩ましかった。
竜頭の滝の右側、滝壺への流れと紅葉。
男体山の火山活動で噴出したデイサイト質の軽石で形成されている
黒い岸壁のおかげで、白い滝の流れと紅い紅葉に画面の締まりが出た。
EOS7D EF-S15-85mm f/3.5-5.6 IS USM
f11.0, 1.0s, +0.33補正
右側の滝はおおまかに、さらに右と左に分かれるが、
その右側、一番右の細い滝に焦点を当ててみた。
滝上の紅葉が主役のようにボリュームが大きくなった。
右側の滝周辺の真っ赤に燃えていた。
秋七色
どうも私は竜頭の滝と相性がよくない。
去年までは28mmまでしか持っていなくて両方の滝をバランスよく入れることができなかった
今年は20mmまでの広角ズームを手に入れたのに、 昼間に行ったので
左の滝は影になってしまった。左の滝には虹も出ていただけに残念だ。
それでも、紅葉は一番良い時期だったのではないだろうか
(日曜日としてはで、あと二日位あとに来たかった)。
滝の両側の紅葉が見事だった。
珍しくシナノキの黄色が充実していたので左側のたきを入れてアップで。
この日は、先を急ぐ気分でなかったので、
ゆっくり滝を見ながら
江戸時代からあったという龍頭之茶屋で名物のお雑煮を食べた。
朝早くからカメラマンの列ができます
28oのレンズでは滝の両方を入れるのが無理だったので、片側ずつを撮りました。
この写真はその左側のもの
1998年、竜頭の滝、左側の滝の上の紅葉です。
滝の全容を写すには24oが必要ですが、持っていないのでついアップの絵になってしまいます。
もみじが色づいていく様がわかると思います。
水に近い、冷気の当たるところから紅葉していくようです。
いざ、中禅寺湖へ
竜頭の滝の観瀑台から更に下流の車道上にある橋から見ると、
滝に負けない急流が中禅寺湖に向かっていく。
橋の上から滝を見る。
滝は遠くて小さくなってしまったが、紅葉と橋下の水の流れが面白い。
定点観測〜観瀑台から
以下は観瀑台から歴代の紅葉の滝の全景を新しい順にご紹介します。
2020年
2020年は夕方の訪問、2019年はついにサボってしまい
2年連続を避けるために、
お昼食べてから思い立っての出発でした。
コロナ禍で、日光に一回も行かない年に避ける狙いも・・・
2018年
2018年は奥日光全般的に紅葉の進みがばらばらとした印象。
昨年より約1週間遅い竜頭の滝は落葉始まりのときだったようでした。
2017年
2017年は何が違うかというと、EOS6Dになってフルサイズによる撮影になった。
WEB上のサイズではわからいかも知れないが、
100%で見ると明らかに細かい表現ができていて、違いが大きい。
2016年
2016年は手持ち撮影。やはり流れが粗雑な感じになった。
2014年
中央のシナノキの黄色が充実している時期の撮影は初めてか。
いつもより左側から引いて撮ったので、左の滝の水の流れが全部写った。
2013年
2013年、なんと端正な竜頭の滝でしょう。
右側の紅葉は素敵ですが、全体的には盛りを過ぎた感じでした。
2012年
2012年に撮ったものだが、見頃よりはちょっと早め?
紅葉の赤が今一つ精彩に欠けた。
Canon EOS 7D, EF-S15-85mm f/3.5-5.6 IS USM
f11, 0.8s, -0.33EV
2010年
サンデーカメラマンに最高のタイミングはなかなか訪れないもの。
それでも紅葉の名所、竜頭の滝はそれなりの顔を見せてくれる。
絵葉書で有名すぎるのが玉にキズだが贅沢は言えない。
さて、いままでより広角の新レンズのおかげで青空も左の滝の流れも
ほとんど
入れることができた、昨年の竜頭の滝と比較してみて欲しい。
バランスは昨年の方がいいような気がするが・・・
EOS7D EF-S15-85mm f/3.5-5.6 IS USM
1/15 f16 -1EV 偏光フィルター使用
2009年
おなじみの竜頭の滝の写真、例年に比べると鮮やかさ、渋さがイマイチ。
サンデーカメラマンの悲しさで一番いい時にシャッターを押せるとは限らない。
駐車場は混んでいたが、昼時のせいか展望台は意外とすいていて、
ゆっくりと三脚を立てて写真を撮ることができた。
EOS KISS Digital N, EF18-55mm F3.5〜5.6
1s,F22