志賀高原の紅葉

 2019/10/02 (since2014/10/20)

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志賀高原

紅葉時期の志賀高原の歩き方はシンプル。カメラマンが居る所が撮影ポイントだからだ。
しかも、ほとんどが国道292号線沿いの所が多く、ドライブしていればよくわかる。
はじめて訪問で当てにしていた写真集(撮影ポイントを掲載)を忘れてしまい、
行き当たりばったりの様相だったが、予想外にうまくいったのではないか。
たとえ、逃したポイントが有ったとしても、
2日目の季節外れの台風による雨に比べれば大したことがないに違いない。

志賀高原のぞきの紅葉

志賀高原、のぞきの紅葉壁紙

ここは、「のぞき」というところから、北の方を眺めた図柄。
切り立った岩肌にも紅葉を見ることができ、
幾つもに切り替わる斜面に見える紅葉がそれは見事。

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渋峠から草津白根山と紅葉

渋峠から草津白根山と自然保養林の壁紙

遠く草津白根山の岩肌と対照的な自然保養林の木の形が優雅。

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木戸池と紅葉

木戸池での一枚。志賀高原の美しさは数ある湖沼とダケカンバかな。
これに赤のワンポイントがチャーミング。

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一沼と紅葉

青空が一沼の水面でより深い蒼色になった。

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ここからは撮影ポイント別に紹介してみよう。

山田峠

山田峠付近は、交通規制のまっただ中で、降りていい場所やら悪いやらわからない状態。
途中、草津白根山の噴火警戒レベルが、
レベル1からレベル2に引き上げられたための通行規制で、
草津白根山山頂付近の白根レストハウスは閉鎖されて
車から降りても行けないものものしさだった。
でもって、山頂から半径1km以内だったかが、
やはり車を降りてはいけないので、最初の話に戻るわけ。
私が撮影した場所より手前の駐車場で数人が撮影していたので、まあ大丈夫なんだろう。
御嶽山のこともあるから、少しは心配しながらも誘惑には勝てず・・・

山田峠の紅葉

地図を見ると、山田峠は見えている道路のもっと向こうのような気がする。
それでも、赤、黄に緑の混じった風景が、私の目に斬新な印象を与えた。

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山田峠からの紅葉

2015年10月、山田峠の駐車場に車を置き、写真を撮りまくっていた。
栂池の帰りにちょっと遠回りをして国道292号線を走らせたのだが、
のぞきではガスに阻まれ、山田峠でようやく晴れ間がのぞいたので、
ここまでのうっぷんを晴らすかのようにシャッターを切っていたのだ。

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山田峠からの紅葉

少し上を見上げた所。
あいかわらず笹の葉の緑に紅葉が映える。
山田峠では、これにススキが煌めい変化を加えてくれていた。

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山田峠からの紅葉

色の変化が生み出す自然のハーモニー、ただ魅入る。

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山田峠からの紅葉

普段なら十分楽しめる山肌と紅葉だが、他の景色がもっともっと面白い。

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山田峠からの紅葉

荒涼とした景色の中に幾ばくかの紅葉が華を添える、ちょっと不思議な風景。

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渋峠〜芳ヶ平・草津白根山

渋峠まで行くと長野県だが、一歩手前の群馬県側に日本国道最高地点(標高2172m)
のパーキングがあって混み合っている。混雑してて止めるスペースもないし、
反対車線だしスルーしたが、渋峠の駐車場に車を止めてあたりを見回しても、
それほどの景色は見当たらず、 意を決してUターンしたのが正解。
ここからは、標高1830mくらいの芳ヶ平湿原を眼下に、
標高2160mの草津白根山を横目に見ることができる。

芳ヶ平の紅葉

これが芳ヶ平湿原だ。上に見える赤い屋根が、多分芳ヶ平ヒュッテ。
芳ヶ平ヒュッテから白根レストハウスは通行止めとのこと。
眼下の湿原も人の歩く姿が見当たらない。

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草津白根山の岩肌と紅葉

草津白根山の山腹(画面左上)は硫黄のガスと地熱で植物が育たないようだ。
環境が緩んだところから、次第に草が生え、木が生い茂ってくる。
地を這うように紅葉して見えるのはクロマメノキやナナカマドなどの低木だろう。

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芳ヶ平自然保養林の紅葉

芳が平手前の森のなかで、一番賑やかな感じのする場所を切り取ってみた。
笹の淡い緑色とダケカンバの黄葉のコントラストが見事だ。

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芳ヶ平

一歩引いて、渋峠から芳ヶ平方面を一望、ヤッホー。

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のぞき

「のぞき」ってどういう意味かなあ、と思いながらのドライブに
志賀高原の案内板が応えてくれた。
なんだ、地名だったのか!
カメラマンのメッカというだけのことはある、山肌の美。ただただ美しい。

のぞきから草津白根山方面の紅葉

のぞき周辺の木々の紅葉が草津白根山に近づくに連れて
荒涼とした景色に変わっていく不思議な風景。

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のぞきの紅葉

赤と黄の紅葉がとにかく見事な斜面を切り取ってみた。

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のぞきの紅葉

どこをみても色彩が見事なのぞきの紅葉。
よく行く日光の紅葉とは全く別次元のイメージだ。

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のぞきの紅葉

のぞきの紅葉の異様さは、淡い緑の絨毯化した笹の葉と針葉樹の深緑色のたまもの。
立体的な変化に加えて2種類の色の緑が、赤や黄の紅葉をより鮮明にする。

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笠が岳

笠が岳方面を見ると、標高は高いが、あまり紅葉する木はないようだ。
雲に隠れているのは北アルプスの山々。

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横手山

やや下って振り返ると、横手山とその下に
のぞきの撮影ポイントでもあるドライブインを見ることができる。
なんでも横手山山頂には日本一高い所にあるパン屋さんが有名。
しかし、御覧のように登ってもさしたる紅葉を見ることはできそうになく先を急ぐ。
ちなみに、横手山山頂へは画面外の左の方にリフトがあった。

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のぞきの紅葉

長野側にやや下ったところ。
奥ののぞきらしい紅葉部分はやや霞がかかっている。

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木戸池

長野県下高井郡山内町にあり国道292号沿いの池(標高約1600m)ですぐわかる。
周囲は白樺などの木に囲まれて、遊歩道があり散策を楽しむことができる。

木戸池と紅葉

きっと、朝霧の風景が狙い所だろう木戸池と白樺の紅葉。

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長池

変化を求めて長池を目指して歩いた。
途中には上の小池、長池の先には信大植物園もあるとのこと。
紅葉の時期、植物園に魅力は乏しいだろうし、車に戻る必要もありUターン。

長池の紅葉

一番奥行きを感じられる岸辺から。確かに長い。

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長池の紅葉

遊歩道で一番キレイだと思った紅葉と水面の反射。

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長池の紅葉

遊歩道上の大木と朱色の紅葉。

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長池の紅葉

木の実が踊っているよう。

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蓮池

国道292号のすぐ横にある池だが、駐車場は難しそう。
池の周囲には散策用の木道などが設けてある。
蓮池という名のとおり、水面には睡蓮の葉と花が多く浮かんでいる。

蓮池のハスと紅葉

白いのは睡蓮の花で、葉が紅葉しかかっていた。
曇り空のため空が白く、池面の反射も木立ちの上も白けてしまった。

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蓮池の紅葉

見頃前だが、整いつつある蓮池の紅葉。

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蓮池の紅葉

部分的には見頃を迎えていて、緑も混じって鮮やかな紅葉。

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一沼

グーグルにもカーナビにも地名のない沼だが、観光案内の看板で見つけた一沼。

一沼の紅葉

少し斜に構えて撮った一沼の賑やかな紅葉。

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一沼の紅葉

この日は午後3時前後にも関わらずカメラマンがうじゃうじゃいた一沼。
なかでも気になるのが水面にカメラを向けている一群、
帰ってから調べてみると、睡蓮、特に葉の写真で有名な撮影地のようだった。

そんなこんなで、記念に一枚撮って帰るかと思っていたところに、
トンボが産卵?をしにやって来たのでゲット。

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一沼と紅葉

一沼の端正な水際の紅葉。

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一沼の紅葉

道路から一沼の岸へ降りていく途中の草むらは熱帯のジャングルのイメージ。

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一沼の紅葉

2014年、初めての一沼はそれなりに有名なところらしく、
ホテルの人は見頃ですよ、と教えてくれた。
しかし、どんよりとした曇り空にカメラマンの数は2人くらいだった。
車を降りてバシャバシャと何枚か撮った。
歩いて反対側にまわったら、道路が映るだけだし
朝ごはんの前に、他に行きたいところもあったので、早々に撤収。

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一沼の紅葉

年を変えて2015年、今日の一沼はカメラマンがうじゃうじゃいて、撮りにくい。
人気のない車道側から、草紅葉がきれいな部分をバシャ。

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一沼の紅葉

ズームアップで、木々の彩り鮮やかなところをもう一枚。

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一沼の紅葉

遊歩道で山側を歩くと、それはそれは見事な紅葉の一群があった。

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丸沼

丸沼はあまり名所としては出てこないところのようだが、しっとりとした紅葉が美しい。

丸沼の紅葉

雨模様だったのが幸いしたかのような落ち着いた紅葉。
足場も少なく、人がたくさんいたら撮影困難だが、この日は問題なかった。

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一の瀬〜奥志賀高原

一の瀬付近から奥志賀高原までの奥志賀林道沿いは、
これといったポイントのない代わりに、どこを切り取っても美しい森の連続だ。

奥志賀林道の森の紅葉

延々と続く広葉樹の森の紅葉。
いろいろな種類の木が共存して豊かな森だ。

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早朝の森の紅葉

霧雨状態で、しっとりとした早朝の森。

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雑魚川

奥志賀高原の雑魚川、イワナなどの渓流釣りでも有名な川。
辿っていくと秋山郷まで通じていて、紅葉狩りも楽しめる所だ。

雑魚川と紅葉

林道沿いに雑魚川の流れと紅葉を切り取れる場所があった。
あいにくの雨模様で遊歩道を歩く気力もなかったので、ラッキーだった。

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雑魚川

渓谷の紅葉はこれから旬を迎える所。
緑の混じった紅葉も乙なものとやせ我慢。

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