マルバルコウソウ
2018/03/21 (since2011/11/19)
北限を北上中
2011年にマルバルコウソウをはじめて下野市で見て以来、
真岡市、栃木市でも大群落を見ることができた。
改めて調べてみると、国立環境研究所の侵入生物データベースに記載があったが、
本州中部以南への侵入となっており、近年の地球温暖化を鑑み、
既に関東それも北関東まで勢力を拡大していることは間違いがない。
2017年に見た群落は上の感じで、年々成長しているようだ。
どこでも用水路の土手などで大きな群落になることが多いように感じる。
マルバルコウソウは熱帯アメリカ原産の多年草。
なので、栃木の野外にこれだけの群落を造っていることの方が不思議だ。
アサガオの仲間で、つる性。わけのわからない咲き乱れ方でいつまで見ていても飽きなかった。
Canon EOS 7D, EF70-300mm f/4-5.6L IS USM
1/400s,F8.0,-0.33EV
用水路だけに水分は豊富らしく、いっしょにツユクサも元気に咲いていた。
下野市にて
2011年秋、私がはじめてマルバルコウソウを認識したのが、
下野市の天平の丘公園近くの土手だった。
赤い絨毯
天平の丘公園の周囲は田んぼ、田んぼ、田んぼだけれども
近くをドライブしていた所、赤い絨毯のような小川の斜面を見つけた。
近づくとご覧のような花が、数10mに渡って、小川の両側に咲いている。
まちがいなく日本産山野草のたぐいでないのはわかったので、
家に帰って調べてみるとマルバルコウソウであることがわかった。
背景にあるオレンジ色は柿の実、秋の風情の味付けに入れてみた。
Canon EOS 7D, EF70-300mm f/4-5.6L IS USM
1/1000s,F8.0,-0.33EV
陽だまり
オレンジ色の花が秋のやわらかい陽射しに照らされている。
まったりとした時間が流れるとき・・・
Canon EOS 7D, EF100mm f/2.8L Macro IS USM
1/400s,F8.0,-0.33EV
斜面の大群落
ご覧のような大群落。
栃木の寒い冬を、雪も霜も、何度乗り越えてきたのだろう。
すっかり日本の顔、という感じで咲き乱れていた。
Canon EOS 7D, EF-S15-85mm f/3.5-5.6 IS USM
1/900s,F8.0,-1.67EV
栃木市にて
栃木市の土手で見るマルバルコウソウは、
あちらこちらで見るものの超大型な群落はまだ見ていない。
2014年、マルバルコウソウは家の近くにも蔓延っている所があった。
これは、用水路の土手に群落を作っていたものだ。
正面から撮ってもマルバルコウソウの花の細かい表情が
簡単に写せるようになったのはフルサイズEOS6Dのおかげ。
土手のマルバルコウソウを、ちょっとだけ拡大してみた。
トリミングとは言わず、デジタルズームアップといっておこう
ふつうだが、群落としては凄い。
真岡市にて
真岡市ではたまたま立ち寄った畑の土手に生えていたマルバルコウソウだ。
マルバルコウソウは斜面がお好き。
人通りのほとんどない道路脇で、じっくりと狙うことが出来た。
畑の土手と言っても雑草が生い茂っている環境だ。
辞典で詳しく調べる
ヒルガオ科サツマイモ属>マルバルコウソウ
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