乗鞍岳の紅葉
2018/03/30 (since2015/10/01)
乗鞍岳の紅葉
9月下旬、紅葉が鮮やかな所は少ない。
乗鞍岳は栃木からの日帰りが可能で、アクセスもしやすい場所のひとつだ。
乗鞍岳観光センターまで車で行き、そこからバスに乗る。それだけだ。
紅葉は目を見張るのは、大雪渓・肩の小屋口から位ヶ原山荘の間で
帰りのバスの混み具合から考えると、
位ヶ原山荘(もっとコンパクトに見るなら宝徳雷神)で降りて
肩の小屋口もしくは 畳平に向かって登っていくと、
帰りのバスに乗れなくて次のバスを待たなくて済むだろうと思った。
剣ヶ峰の見える紅葉で、最もカメラマンに人気のあった場所のひとつ。
ナナカマドの紅葉、ダケカンバの黄葉とハイマツの緑のバランスが絶妙。
ダケカンバの白い枝と黄陽の美しい位ヶ原山荘方面。
肩の小屋入口より少し上の道路から見たもの。
スカイラインから
スカイラインから見下ろす紅葉もまた見事というほかない。
畳平は山の頂上あたりを左に曲がる所で、
右に下っていく斜面にそった紅葉の朱色がすばらしい。
右の谷に紅葉が流れ集まるかのような形状。
ダケカンバの白い幹に焦点を当てる。
見上げる角度では、スカイラインから見ることのできない景色だ。
あいにくのガス模様だが、尾根の黄葉が燦然と輝く。
赤、黄、緑、色の三原色が織りなすパッチワーク。
野鳥の紅葉鑑賞。
剣ヶ峰からの斜面はナナカマドの朱色が際立っていた。
剣ヶ峰と紅葉
乗鞍岳の紅葉はとてもきれいだが、ポイントが漠然としがち。
そこで、剣ヶ峰の見える風景にテーマを絞って、いろいろな紅葉に迫ってみた。
上から紹介するか、下から紹介するか悩んだ末、下から紹介してみようと思う。
実際は、肩の小屋で降りて位ヶ原山荘まで下山したのだが、
下の方が派手な紅葉が多いので出し惜しみなく、先に見せることにした。
帰りのバスを待っている時間帯、急に視界が開けてきた。
上から見た時に綺麗に見えていたダケカンバの黄葉の向こうに剣ヶ峰が見える。
下りながら、天候状態の良くなって山頂がハッキリしてきた剣ヶ峰。
ここは、エコーラインの11号カーブということ。しばらく、ここでの景色をご覧いただく。
標高が低い(低いといっても2400〜2500mはある)せいか、シラビソを見ることができる。
この辺りは下界も山側も開けていて、しかも赤、黄の紅葉が鮮やかな場所。
当然、カメラマンの姿も多く、自分の撮りたい場所はなかなか空かない。
というわけで、似たような写真が多くなってしまうが、見てください。
少し位置を変えると、全然違う景色になるのが楽しい。
オーソドックスにいい感じ。
変化を求めたものだが、緑の葉が主役に。
もっと移動すると、景色が変わる変わる。
何種類の木木が生えているのか、とても豊かな森。
ダケカンバを支えるように真っ赤なナナカマドが生えている。
だいぶ、上に上がった来たのでしょう。ハイマツが多くなり、
シラビソのような背の高くなる木が影をひそめています。
登山道からの景色。
乗鞍岳も火山。大きな岩がここまで飛んできた、ということだ。
右側にある白い部分は大雪渓。夏場はスキーをやる人もいる所だ。
肩の小屋入口付近の風景。
沢の周囲に生えるハイマツとナナカマド。
沢の流れは秋にも関わらず雪解け水か。
剣ヶ峰は標高3,026mの高山だが、
エコーラインの標高はすでに2500〜2600mあるのではないか。
広角レンズを使っているとはいえ、頂上は目と鼻の先に見える。
3つある頂は、左から剣ヶ峰、蚕玉岳と朝日岳。
肩の小屋口バス停を降りてすぐの景色。
標高3000mを手前に木々の緑がなくなり岩肌だけが目立ってくる。
ハイマツすら生えることができない厳しい自然だ。
エコーライン2号カーブ付近からの景色は、
道路を挟んで豊かな緑と紅葉。
この景色を簡単に見れる喜びと真っ二つに分けてしまう道路をみて複雑な心境。
この道路がなければ、もっともっと美しい景色だったことだろう。
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