醍醐寺
2013/11/17
醍醐寺
醍醐寺は山科の先にあり、京都といってもかなり外れにある名所。
境内はかなり広大で、醍醐寺を見るなら半日以上はかかると思ってよい。
国宝・重要文化財は当然、平成6年(1994年)にはユネスコの「世界文化遺産」に登録されている。
西大門
ほぼ落葉してしまった並木の左奥に
気持ち、紅葉が残っていて壮大な西大門に彩りを与えている。
弁天堂
弁天堂は広く一般には七福神に加えられる
弁財天(音楽などの学芸や知識の女神) が祀られている。
弁天堂の周囲は落葉が始まっていて盛りを過ぎてしまっていたが、いわずもがなの紅葉の名所。
彩りが一番きれいなところをカット。
正面からも御覧ください。
弁天堂横の池。この右に寿庵があり、お抹茶やお菓子も食べられるようだった。
無量寿苑
弁天堂の先にある庭園で、静かに紅葉が楽しめた。
苔と紅葉は京都の寺院ならではのもの。
背景の明るい紅葉は弁天堂。
サザンカが咲き始めていた。
庭園の周囲は山。
このへんになると、植えたものが、自然のものか区別がつかない。
雨上がりの庭に落葉したカエデの葉が散りばめられている。
成身院(じょうしんいん)
この木々の向こうには上醍醐への登山口に当たる成身院という建物がある。
通称「女人堂」といわれ、現在の本堂は江戸初期の再建といわれる。
本堂前には不動明王、理源大師、弥勒菩薩、役行者、地蔵菩薩が祀られている。
庭園をグルっと回って戻ってくると、再び弁天堂が美しい。
醍醐寺と紅葉
弁天堂と無量寿苑以外にも醍醐寺にあるポイントを見て下さい。
西大門をくぐると参道はすごいことに。
晴れていれば、黄金色かも知れないが今日は生憎の雨・・・
金堂
国宝にも指定されている金堂。
醍醐天皇に御願により延長4年(926年)に創建された。
当時は釈迦堂といわれていたが永仁、文明年間に二度焼失した。
現在の金堂は豊臣秀吉の命によって紀州(和歌山県)湯浅から移築が計画され、
秀頼の時代、慶長5年(1600年)に完成した。
この金堂が、醍醐寺の中心のお堂であり、安置されている薬師如来像が醍醐寺の本尊である。
(西国三十三観音霊場第11番札所/近畿三十六不動霊場第23番札所/
西国四十九薬師霊場第39番札所/十八本山/神仏霊場 各納経所)
薬師如来像
金堂の向かい側の庭園にあったカエデは落葉が赤い絨毯のよう。
これから赤く染まっていくのか、鮮やかな色合いだった。
旧伝法学院(修行道場)への道。
観音堂
西国三十三観音霊場第11番札所上醍醐准胝堂の遥拝所として、
准胝観世音菩薩が祀られる。札所の納経も受けられる。
その他に大日如来座像、深沙大将などが安置される。
銀杏の黄色がきれいな観音堂の紅葉。
五重塔
国宝に指定されている。
醍醐天皇の菩薩を弔うため、第一皇子・朱雀天皇が承平6年(936年)に着工し、
第二皇子・村上天皇の天暦5年(951年)に完成した。
初層の内部には両界曼茶羅や真言八祖が描かれている。
高さは約38mで屋根の上の相輪は約13mあり、相輪が塔の3分の一を占め、安定感を与えている。
三宝院の唐門(国宝)
バスを降りて歩いてきて最初に目についたのが、この唐門。
あとで寄ろうと思ったが、本院が思いの外時間がかかり断念。
<参考文献:醍醐寺のパンフレット>