太平山周辺の自然と風景
2021/01/24
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太平山の植物
太平山はサクラやアジサイが有名。しかし、
目を引く花は少ないものの
野草にあふれている。
これらの植物も少しずつ紹介していこうと思う。
太平山へのアクセス
太平山は標高343mときわめて低山の部類に入るが、上記の写真リストにあるように、春は桜、夏はアジサイ、秋にかけてのぶどう狩りなど四季を通じて自然に触れることができる栃木の至宝だ。この一帯は県立太平山自然公園として指定されている。
また、標高は低いが、裾は広く、大平山神社や大中寺など神社仏閣も楽しめ、子供連れからお年寄りまでハイキングなどには適度な山だといえる。代表的なハイキングコースとしては、景石山や 馬不入山 まで足を延ばすコースがあり、脚力に応じて楽しめる。
最寄駅:東武日光線栃木駅、JR両毛線栃木駅。
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あじさい坂
太平山の東側山麓にある連祥院六角堂の横から、大平山神社随神門に至る参道は、風情ある石畳の階段が約1000段続き、その両側にアジサイが約2500株植えられ、通称「あじさい坂」として親しまれ、人気が高い。
長い階段の坂道を一気に登ると疲れてしまうが、途中に茶屋もあり、色とりどりの花々をのんびり眺めながら登るとよく、太平山神社から謙信平を通って、林の中を六角堂へ下る一周コースもある。
謙信平(名前の由来)
戦国時代の頃、関東平定を競い対立した越後の謙信と小田原の北条氏康は、
当時の大中寺住職虎渓和尚の斡旋により、永祿11年(1568年)9月、大中寺において和議を結んだ。
その後、上杉謙信は太平山に登り、兵馬の訓練を行い、
太平山の上から南の関東平野を見渡し、
あまりの広さに目を見張った、という故事から「謙信平」の地名が生まれたと言われる。
(栃木ライオンズクラブと栃木市観光協会の看板から)
また、謙信平からの眺めを「陸の松島」と、明治・大正の国学者・岡吉胤が讃えたほどの素晴らしさでもある。越後と言えば新潟平野、上杉謙信が新潟平野を山の上から見たかどうかはともかく、 富士山まで一望できる関東平野の広さは、やはり格別のものだっただろう。
大中寺
太平山の南麓にある大中寺は、江戸時代の読本「雨月物語」や境内の七不思議伝説で有名な古刹。スギの巨木が目立つ山道にアジサイの花がしっかりと咲いている。
清水寺
看板によると、栃木四番天台宗の東国花の寺 百ケ寺として、主な花としてシダレザクラ(4月上旬〜中旬)、花ごよみとしては、すいせん(1月〜2月)、あじさい(6月)、彼岸花(9月中旬〜下旬)、紅葉(11月中旬)、ロウバイ(1月〜2月)、むくげ(7月〜8月)が紹介されている。
山の中腹にある寺で、駐車場の用意もあるが花の時期になると車が溢れ、狭い道路に路上駐車を余儀なくされることがある。
太平山の「太」の字、あまり悩んでいなかったが、「太平山 あじさい坂」と検索していたら、 もしかしたら「大平山 あじさい坂」と「大」の字を使うようにアドバイスが出た。 地名だからと思って、あまり気に留めていなかったが、1文字違うと結果もかなり違う。 正しくは「太平山」だが、はたしてメジャーなのはどっちだろう? もし、「大平山」の方がアクセスが多かったら・・・