東北の山に咲く山野草・高山植物
2019/04/05
栗駒山アクセス地図
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2008年6月栗駒山大崩落となった岩手・宮城内陸地震から2年後の2010年にはいわかがみ平までの県道が4月末に開通し、なんとか登山ができるようになったらしい。よかったよかった。
私が栗駒山登山に挑戦したのが1998年だから、それでなくても様子が変わっているのに違いない。数コースあった道は崩落していたり、落石の危険が残っていたりして通行止めになっており、通行できるコースは限られているとのこと。
誰も通らなかったから木の枝も登山道に伸び、危険な場所もあるんだって。自然(栗駒山)が生きている証拠だ。機会があれば、もう一度栗駒山制覇といきたいところである。
裏磐梯アクセス地図
関東から裏磐梯高原に行くには、猪苗代から入るのが手軽かと思う。
帰りは同じ道が嫌なら喜多方へ抜けて喜多方ラーメンを食べて帰るのもよい。
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裏磐梯には桧原湖、小野川湖、秋元湖といういわゆる磐梯三湖や五色沼など
有名な湖沼がたくさんある。 なんでも、標高1819メートルの磐梯山が明治21年(1888年)に
大噴火を起こし周辺に大きな被害をもたらすと同時に、 山の北側斜面を大きく吹きとばした
ことによる土石流で川がせき止められ、これらの湖沼が誕生した、ということである。
また、観光名所として有名な五色沼は、裏磐梯ビジターセンターから歩くと順番に
毘沙門沼、赤沼、みどろ沼、竜沼、 写真で紹介した弁天沼、るり沼、青沼、柳沼
(他にも名前のない小さな沼などがある)となっていて、桧原湖に辿り着くことが出来る。
五色というほどではないが、コバルト色、青色、赤褐色などの色の沼を確認できる。
今回の旅では、ショウジョウバカマ、フキノトウ、ミズバショウ、リュウキンカなど
5月上旬の裏磐梯高原ということもあって早春の山野草が主体となったが、
折を見て、6月7月の花の時期に訪れてみたい、魅力ある自然がそこにはあった。
駒止湿原へのアクセス
駒止湿原は福島県の昭和村と南会津町にまたがる地域に、約 400万年前に噴出した駒止火砕流台地と呼ばれる火砕流台地上にある。近隣の矢の原湿原や宮床湿原と同時期、1万年〜1万5千年位前に体表的な水無谷地、大谷地、白樺谷地が順番に形成された他、10数個の湿原が点在しており、国の天然記念物にも指定されている。
(参考文献、.山地湿原の発達史と古環境、叶内敦子記述)
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今回の撮影は早春であったが、夏にはサワランやトキソウなどの高層湿原植物の他、ニッコウキスゲ、コバイケイソウなど、秋にはヤナギランやエゾリンドウ、美しい草紅葉に、ナナカマド、ウルシなどの色鮮やかな紅葉も見ることができるようだ。