キクザキイチゲ
2019/03/22
百花繚乱
キクザキイチゲは早春の花としては一輪でも豪華だし、
坂戸山のようにあちこちに花色の異なる群落を形成すれば、
あるいは周囲のスプリングエフェメラルと共に百花繚乱というのだろう。
カタクリ畑のなかの白いキクザキイチゲ。
いかにも地下茎で伸びています的に一直線の並びですが、
勢いがあるのか、いい花がたくさん並んでいました。
坂戸山登山口駐車場で車を降りて、ゆっくりとした坂道を登り始めると、
最初はカタクリのボリュームに圧倒されてしまうが、
徐々にキクザキイチゲやミチノクエンゴサクなどが主張してくる。
年によって違うのだろうが、4月中旬〜5月上旬はお花畑を堪能できるだろう。
地味にエゾエンゴサクとの競演。
坂戸山
坂戸山に来ると雪国ならではなのでしょう、
いろいろな花がボリュームを持って一斉開花するさまに感動する。
キクザキイチゲもそのうちの一つで、青や白の咲き揃ったさまが素晴らしい。
水色の花が咲き揃った様子。
カタクリに混じって咲く白色のキクザキイチゲも負けていません。
なんの条件があるのかわかりませんが、
坂戸山では写真くらいの株が一番大きくて、
一面キクザキイチゲというわけにはいかないようです。
キクザキイチゲの花は光が当たると白色に見えてしまうようだ。
ちょっと枯れ草が邪魔のような気もするが、
キクザキイチゲの栄養になっているかもしれない。
日当たりが良いと花の密度が濃い気がするが、色の再現が難しい。
いい感じで咲いているんですが、こっち向いてくれないし、
遠いし、背景がなどと、なんとももどかしい一枚。
森にて
坂戸山の森林地帯に入るとキクザキイチゲの花数は減るもののの、
しっとりとした味わいの色のしっかりしたものが多くなる気がする。
その中でもスッキリした青色の一群。
ゼンマイの傍らに一輪、周囲の葉を見ると開花しない株もあるようだ。
葉の数の割に花数が少ない。光が少ないからか。
たぶん同じ場所の翌年の様子。勢力が広がり花数も増えた。
木漏れ日の入る場所は開花数も多いような。
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キンポウゲ科イチリンソウ属>キクザキイチゲ
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