カタクリ
2019/02/24
雪国の早春
佐渡のドンデン山や南魚沼の坂戸山でカタクリを見て驚くのは、
カタクリを取り巻く環境が関東圏とは全然違うことだ。
それをできるだけ写真で伝えて見たいと思う。
白系統の桜が満開だが、カタクリも満開だ。
私の感覚は、桜のほうが半月くらい遅いでしょ、だ。
残雪の中でカタクリが所狭しと咲きほころびている。
気温が低くて花持ちがいいのだろうか。
花びらの隅から隅まで色が鮮やかで美しい。
これを鈴なりというのだろう。
隙間を埋め脇役に徹しているミチノクエンゴサクがいい仕事をしている。
雪の重みで横たわる木の根元に咲くカタクリが瑞々しい。
白花カタクリ
坂戸山に白花のカタクリがあることは事前に知っていたのし、
ほぼほぼ場所もわかっていたので、割とすぐに見つけることができた。
もう終わりそうだったので、写真にできてラッキー。
坂戸山のカタクリ
ゴールデンウィーク前後と遅い季節でもカタクリが咲いているところがないか、
インターネットで検索していて見つけたのが坂戸山だが、
こんなに凄いところだとはわかっていなかった。
4月下旬に行ったのだが、歩き始めてすぐに出会うカタクリの大群。
日向も日陰も関係なく、目一杯に咲いている。
そして野原一面のカタクリの大群落。
誰かが言っていたっけ、雪国でカタクリは雑草と同じでどこにでも生えてくる!
本当かよ、と思っていたが、もしかしたら・・・
ボリュームに圧倒されてなかなかアップで撮る気にならない。
森のなかに入ると少し様子が変わってきた。
気分も落ち着いて、ショウジョウバカマとカタクリの競演。
高山だとショウジョウバカマは雪解けと同時に真っ先に咲き始める花だが、
雪国の低地では、カタクリも一緒に咲いてしまうのだね。
桜(情報が少なく同定できていません。)とカタクリは、坂戸山だけのもの。
一段高い所は日差しが当たるからなのか、
カタクリが直線状にかたまって見える。
そんなの関係ない、と広がりを見せるカタクリ。
奥の日陰となっている部分にも花が咲いている。
苔も一面に生えていて、フカフカの土なんだろうな。
下山中の一コマ。
残雪を見ると、カタクリの咲いているところも雪が溶けたばかりのようだ。
春らしい緑の背景に染めてみた。
帰りもカタクリの大群を見つつ、さようならだ。
ドンデン山のカタクリ
ドンデン山にカタクリは期待していなかったのだが、
雪割草(オオミスミソウ)の環境と同じでいいんだ、と思った。
少しガスが出ていたし、遠目なのでわかりにくいが、カタクリの大群がある模様。
エゾエンゴサクとつるんでいるカタクリ。
アオネバ渓谷のカタクリ
アオネバ渓谷は他の花がとても豊富だったのでカタクリもあったのか、
と感じてしまったが、晴れていれば花も開いてきれいだろうと思った。
カタクリの咲いているアオネバ渓谷の様子。
今日は雨なので、花も開かず。
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