エゾエンゴサク
2019/03/26 (since2019/03/09)
| 花色豊富 | 坂戸山 | ドンデン山 | アオネバ渓谷 |
光と影
陽射しが当たると花も葉も輝きを増すスプリングエフェメラル。
影の部分と比べると段違いだ。
エゾエンゴサクの大株に負けじと主張するカタクリ。
こんなシーンを演出できる雪国の春がうらやましい。
花色豊富なエゾエンゴサク
新潟に訪れる機会は少ないのだが、
坂戸山や佐渡に咲くエゾエンゴサクの花色の豊富さには驚きを隠せない。
トップバッターは濃い紫色のエゾエンゴサク。
坂戸山ではとても多かった。
数は少ないが淡紫色のものもあった。
佐渡のドンデン山には青色が鮮やかなエゾエンゴサクもあった。
青紫色といえばいいだろうか、
新潟で多いエゾエンゴサクの花色は紫系統だった。
濃いピンク色も結構見ることができた。
色の抜けた白色、坂戸山でこの一輪だけ確認することができた。
坂戸山
坂戸山では草地では同じ仲間のミチノクエンゴサクと咲くことが多いが、
エゾエンゴサクの方が生育範囲が広いのか、林床でも多く見ることできた。
また、ミチノクエンゴサクのような大群落を形成していない。
4月下旬では少し遅い感じで、萎れたものもある。4月上旬〜中旬が適期か。
坂戸山に行ったら、好きなだけ見なはれ!
カタクリとエゾエンゴサクとミチノクエンゴサクがそこらじゅうで咲き乱れ絢爛豪華。
マクロ(デジタルだけど)ならこうだ。
山に近づくと少し落ち着いた感じになってくる。
花色のところで紹介はしなかったが、かなり色のバランスが良くきれいな花。
一番個体数が多い紫色の花、この株は花の密集度も半端ない。
ここの花は若々しく、適度に花も離れていてマクロで寄りたいところですが・・・
パステル調の花は痛みが早いのか、アップは美人がいなくてね。
エゾエンゴサク(紫色)とエゾエンゴサク(白色)は花の形が
だいぶ違うので、区別は付きやすい。
ワタシ的にはこのくらいの花つきがグー。
ドンデン山
5月上旬のドンデン山は雪がかなり残っていて、雪解けしたばかりの場所で、
エゾエンゴサクがようやく咲き始めたところだった。
ドンデン山荘の周囲にはまだ雪があって涼しいせいか、花もみずみずしい。
カタクリとエゾエンゴサクの絵は坂戸山でも見ることができたが、
あちらが園芸植物風ならドンデン山のはなんとも質素な山野草風情。
先程までの雨で水滴がおもすぎるのか、起き上がって顔を見せられない。
こんな花が所狭しと見られるはずなのですが。
山には斜面しかなく転げ落ちるように咲きほころぶ。
いい色、いい顔していたので。青が好き。
アオネバ渓谷
アオネバ渓谷のエゾエンゴサクは登山口付近では見ることがなく、
シラネアオイが見えなくなってから十数分ほど登って、
渓谷がもう終わるかと思うかなり上流の一角で見ることができた。
この一帯だけ、アオネバ渓谷の下側でエゾエンゴサクを見ることができた。
ここからは上流側、種がこぼれて広がりを見せるのか、
葉が少なくて花が付かないものがいくつか見られる。
南側が開け明るい場所にエゾエンゴサクの花園があった。
右はアオネバ渓谷を流れる川(川名は調べがつかず)。この川の畔で。
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