タマガワホトトギス
2015/06/22 (since2014/08/16)
| 御岳山のロックガーデンで |
和田野の森にて
白馬山麓にある和田野の森、ちょっと歩くとすぐに山野草に出会ってしまう。
タマガワホトトギスもそんな花のひとつだった。
6月中旬、タマガワホトトギスは咲き始めで色が濃く鮮やかだった。
くっきりとした模様とイソギンチャクのような蕊、蕾と咲きかけの花が色を添えている。
御岳山のロックガーデンで
東京都青梅市にある御岳山(標高929m)のコースにロックガーデンがあり、
辿り着くと岩石園の看板しかない所がある。そこの休憩所を過ぎた岸壁には、
ほとんど咲き終えたイワタバコと今を盛りに咲いているタマガワホトトギスがあった。
小川とはいえ、対岸にあるタマガワホトトギスの花はドアップという訳にはいかない。
望遠ズームで目一杯引き寄せたのがこれ、蕾もいっぱいある。
小雨が降って暗い森の中の、鮮明度はイマイチだった。
かなり切り立った岩場をものともせず、伸び伸びと育っている。
来る途中、御岳ビジターセンターに寄って情報は得ていたので、
タマガワホトトギスが咲いているのは予想していたが、素晴らしいボリュームだ。
雨に濡れて葉が輝いている。
ちょっと印象的な咲き方、曲線美。
暗い山の中で明るい黄色の花は目立つ。
左の枯れ枝は昨年のものか? いかにも野性的な咲き方で頼もしい。
朽ち果てた大木を栄養にしているのか? すくすくと育っている。
崖がなければ、普通の花と同じ、上向きに育つこともある。
下に垂れた枝に咲く姿が板についている。
下に流れる養沢川は、多摩川の支流で、この沢を登れば水源と思われる。
そんなきれいな水で、きれいな花が咲くのだ。
岩場の様子。タマガワホトトギス以外の植物をほとんど見ることができない。
渡ろうと無理すれば対岸に割れそうだったが、
このあと、岩場で滑って転んだ。体もカメラもセーフでなんとか無事、無理は禁物だ。
晩夏ともいえる8月中旬だが、川と岩場と森に囲まれた場所はかなり涼しい。
的が絞りきれずに似たような写真が多くなってしまったが、
タマガワホトトギスが群生する山の雰囲気が伝えられれば、と思う。
咲きやすい場所、地層があるのだろうか?
かなり直線的に勢力を伸ばしている。
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