高さ40〜80cm。葉は広楕円形で長さ8〜18cm、茎が立ち、茎や葉にほとんど毛がなく、葉の基部は茎を抱く。茎頂や上部葉腋に散房花序をだす。花弁は黄色で紫褐色の斑点がある。
茶花としても使わられる。
タマガワホトトギス 野山の夏
通年、半日陰で水を切らさないように管理する。
肥料は置き肥をするが、月に2〜3回液肥も与える。
植え替えは春の芽出し前に行い、硬質鹿沼土・富士砂などの混合土で、深鉢に水もち良く植え付ける。
増殖は株分け・実生・挿し芽による。株分けは春、実生は秋。挿し芽は5〜6月に2節つけた姿を挿す。
キイジョウロホトトギス (紀伊半島な部に分布。ジョウロウホトトギスに似るが、茎にほとんど毛が無い。)
キバナノツキヌキホトトギス (宮崎県尾鈴山に唯一分布。葉の基部が茎を抱き、茎が葉を突き抜くように見える。)
キバナノホトトギス (宮崎県に分布。葉に斑点がなく花柄は花より長く、古くから観賞用に栽培されている。)
サガミジョウロウホトトギス (神奈川県丹沢山地に分布。花は茎頂に散房状総状に付き、葉の基部は茎を抱く。)
スルガジョウロウホトトギス (静岡県天守山地に分布。葯が赤褐色でサガミジョウロウホトトギスの変種といわれる。)
チャボホトトギス (本州(東海〜近畿地方〜九州に分布。キバナノホトトギスの矮小種とされる。)
ホトトギス (山地の林縁や崖などやや湿った場所に生え、北海道の一部から本州、四国、九州に分布し、花被片(花弁)は白く紫色の斑点が多数入る。)
ヤマジノホトトギス (北海道(西南部)、本州、四国、九州に分布し、山野の林内に生える多年草。)