イワタバコ
2018/09/11 (since2013/08/03)
岩壁に涼む
イワタバコの花は涼しげな岩壁にへばりついて咲いている。最高に贅沢な奴だ。
8月上旬、御岳山にある七代の滝上部で一番の群落で花数も多く抜け殻が少ない。
滝の上なので、常に風が吹いているようでゆらゆら揺れているが、
四方岸壁に囲まれた森の中で薄暗く、早いシャッターが切れないジレンマ。
七代の滝の右横の岸壁にへばりつくイワタバコ。
3輪散って、3輪が残った。
横1列に並んで花にボリュームがあるので、花に目が行くのではないだろうか。
花が落ちたばかりのイワタバコ。苔の上でひと休み。
鎌倉 東慶寺
鎌倉のイワタバコはアジサイと並んで有名なものだ。
東慶寺をはじめとして、円覚寺、建長寺、成就院、長谷寺などで見ることができ、
東慶寺では、墓地の両側の切りたったジメッとした岩肌に見ることができた。
イワタバコの花期は6月中旬のみで、かなり短い。
すでに、花が落ち始めており、ぎりぎり間に合った感じだ。
イワタバコの葉は大きく星形の紫色の花は小さい。
岸壁から垂れ下がる葉が後ろの花をほとんど覆い隠している。
岩肌を覆い尽くすように咲いているイワタバコ。
これが、高さ20m、横幅は30m以上はあろうかという岩肌のほぼ全面でみられる。
比較的花が若々しい一群。
お寺ということもあり、こういう構図も必要かと思った。
イワタバコは垂直に切り立った岩肌に垂れ下がるようにして咲き並んでいた。
育っている環境を見ると、日が当たらないで湿った岸壁と
自分の庭で育てようとはとても思えないものだった。
タバコのような葉? をよく見ることができる正面からの構図。
御岳山
2014年は私にとってイワタバコ元年となった。
今まで見なかったこの植物を鎌倉と御岳山で2度目になったのだ。
御岳山はレンゲショウマを見に来たのだが、御岳ビジターセンターで得た情報は
タマガワホトトギスが旬、イワタバコも残っているかもしれないとのことで
私にしては珍しく、事前にどの辺に咲いているか、ポイントを聞いてから出発した。
8月中旬の御岳山、七代の滝。
滝を望む水しぶきのかかる岸壁にイワタバコが咲く。
ただ、レンゲショウマが見れる時期にイワタバコはちょっと遅すぎるようだ。
やはり七代の滝を臨む岩壁で、一番花が新鮮な株を選んで。
岩壁での株全体の様子。
御岳山のイワタバコのポイントは2か所に絞られるようで、
左記の七台の滝とこれから紹介するロックガーデン付近に集中するようだ。
どちらかというと、タマガワホトトギスのない斜面? ほぼ垂直に切り立った崖に
イワタバコは咲いていた。もう最期の数株だけだが、花が残っていて出迎えてくれた。
反対側の崖にもないかと思って探しだしたのが、この一株。
こんにちは、よく残っていてくれたねえ、ありがとう。
イワタバコの咲いている崖の様子。
この岩場はほとんどイワタバコの葉なので旬に来れば見事だろう。
花期の短いことを考えると、8月上旬が見頃だろうか? 来るチャンスがあるかなあ・・・
ロックガーデンを歩いていると遭遇するイメージ。右側が山道。
寺山観音寺
矢板の寺山観音寺では9月になってもイワタバコを見ることができた。驚きだ。
きれいに咲いていたイワタバコ。
辞典で詳しく調べる
イワタバコ科イワタバコ属>イワタバコ
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