熱帯を中心に141種2900種、日本に8属8種、日本の固有植物は1種、旧世界産と新世界産は亜科レベルで二分される(マツムラソウ属を除く)。葉形の違いをもとにシシンランを台湾、中国産と区別し、日本の固有種とする見解もあるが、台湾産と比較すると有意な差は認められない。ヤマビワソウの種内において、日本の固有変種としてタマザキヤマビワソウを認める見解もあり、更なる研究が必要である。APGV分類体系でも科の扱いに変更はない。
多くは草本であるが、低木やごくまれに高木になるものがある。花は両性で左右相称、花冠は合弁で5裂する。雄しべは2または4、まれに5ある。子房は1室、多数の胚珠をつける。果実は刮ハ、または液果で、ごく小さい種子を多数つける。岩肌や樹上に着生するものもある。
観賞用に良く栽培されるセントポーリアはこの仲間。
(印象)自生地で見たことはなく、2013年に購入できた。青紫色の可愛い花で、名前から想像するよりもいい感じだ。
参考文献
日本の固有植物 (国立科学博物館叢書)
野に咲く花 増補改訂新版 (山溪ハンディ図鑑)
園芸植物 (山渓カラー名鑑)
最終更新日 2018/03/21