ダイモンジソウ(大文字草)
2012/09/30 (since2010/11/06)
ダイモンジソウ
ロックガーデンに咲くダイモンジソウ。
日光植物園では黒っぽい岩を用いているので
白いダイモンジソウの花は、黒い背景から見事が浮かびあがるのだ。
雌しべの先端が小さな点の赤となり可愛らしい。
EOS7D, EF100mm f/2.8L Macro IS USMM
f8.0 1/100, -0.33EV
カーブ
ここのダイモンジソウは5枚ある花びらのうち、1枚が異様に長い。
上向きにしなるようなカーブがとても美しい。
EOS7D, EF100mm f/2.8L Macro IS USMM
f8.0 1/200, -0.33EV
花と花と花
何を言っているんだって?
横から見ると、小さな花が集まって、大きな花を形作っているのがよくわかる。
こういうのを集散花序というらしいが、
美しいものをさらに美しく見せようとする自然の欲深さは相当なものだ。
EOS7D, EF100mm f/2.8L Macro IS USMM
f8.0 1/100, -0.33EV
段々
角度を変えれば、御覧のような多層構造だ。
EOS7D, EF100mm f/2.8L Macro IS USMM
f8.0 1/125
高貴
そんなに好きな花ではない。というか、好きではなかった。
園芸店で見るダイモンジソウは、小じんまりとしていて花も派手ではないし
かといって特別可愛いわけではない。しかも、意外と気難しい。
そんなわけで、我家の庭にはダイモンジソウがないのだが、日光植物園の
ロックガーデンにあるダイモンジソウはとっても、と〜っても素敵な花だった。
このすくっとそそり立つように咲くダイモンジソウを見よ。
首の長い、清楚な美人じゃないか。というわけでかなり気に入った。
EOS7D EF-S15-85mm f/3.5-5.6 IS USM
1/80 f8 -2/3EV
上から見た
横顔の次は上からだ。絞り込んでいるので、葉の形が可愛らしいのもわかると思う。
一度気に入ってしまうと、アバタもエクボで、全部気に入ってしまった。
それにしても、日光植物園のロックガーデンは春、夏、秋と物凄く違った姿を見せてくれる。
通常は秋の紅葉時期に日光植物園に寄ったりしないから、その驚きは格別だ。
正直言って大した花を期待していたわけではなかったから、この白いダイモンジソウに完敗。
あっ、違う、乾〜杯!
EOS7D EF-S15-85mm f/3.5-5.6 IS USM
1/60 f8 -1/3EV
あ〜秋
それでも秋なのだ。ダイモンジソウの花の白と葉の緑はとても落ち着いていて
ロックガーデンの岩やこびりついた苔と相まって、あ〜秋、なのだ。
秋の日光植物園にも行かないが、山にも行かない。せいぜい紅葉を見るだけだ。
だから、自然に咲くダイモンジソウを見る機会も無いのだろう。
花の形から連想できる線香花火のような容姿とわびしさに日本の秋を感じた。
EOS7DEF-S15-85mm f/3.5-5.6 IS USM
1/30 f11 -1/3EV
咲き始めのもの、いいものはいい。
EOS7D, EF100mm f/2.8L Macro IS USMM
f8.0 1/2000, -0.33EV
辞典で詳しく調べる
ユキノシタ科ユキノシタ属>ダイモンジソウ
★ 関連したページ ★
| ダイモンジソウ(日光・白根)
| ダイモンジソウ(秋の庭)
| ズダヤクシュ(白馬・栂池)
| ユキノシタ(太平山)
| ツボサンゴ(夏の庭)
|