主に北半球の温帯域に約60属1100種、日本に22属115種。日本の固有植物は15属70種45変種。APGV分類体系では多系統群であることが示されている。木本及び草本性のアジサイ科、草本のみとなるウメバチソウ属(ニシキギ科に含まれる)が他と類縁の遠いものとしてまず隔てられ、さらに草本のみから成り萌果をつける狭義ユキノシタ科、木本のみから成り液化をつけるスグリ科、木本のみから成り萌果をつけるズイナ科に分けられる。
(印象)ユキノシタ科は湿気が必要というのが、素直な印象だ。我家では、ユキノシタとダイモンジソウ、クモマグサに挑戦したことがあるが、ユキノシタを除いて2シーズン目に花を見たことがない。残りのユキノシタも2〜3年おきに花を見る程度で今ひとつである。水やりもやらない、不遇な庭だからしょうがないのだが・・・
このページを作り始めてわかったのだが、アジサイも元は同じユキノシタ科だったんですね(今は新エングラー体系とかで別の科に扱っている)。アジサイを見に行くと、同じところにユキノシタが咲いていることが多く仲が良いなどかってに思っていたのですが、性質が似ているということでした。
参考文献
日本の固有植物 (国立科学博物館叢書)
高山に咲く花 増補改訂新版 (山溪ハンディ図鑑)
園芸植物 (山渓カラー名鑑)
最終更新日 2018/04/30