フシグロセンノウ
2016/08/03 (since2011/09/11)
| 草むらで |
植物園入口
夏、日光植物園の入口の右手前にフシグロセンノウの
花束を見ることができれば、あなたはラッキーだ。
いままで、フシグロセンノウを撮るときはいつも頂上花の状態で
まばらに散らばっている花をどうやってまとめるか、苦労していた気がする。
だから、こうやって一株にまとまって花をつけているのを見るの1は驚きだ。
お盆中だけど、来た甲斐があるというもの。朝方で花がピンとしていたのも良かった。
いつもだったら、奥日光の帰りによるパターンで午後が多いからだ。
Canon EOS 7D, EF100mm f/2.8L Macro IS USM
1/125 f6.3 -1.33EV
オレンジの花束
日光植物園の門の前での一幕。先ほどの花の上に咲いているものだ。
頂上がれていてごめんね、でも他の花はいたって元気で
フシグロセンノウってこんなに豪華な花だったんだ、という感激でいっぱいだ。
今回の撮影では、日陰ということや露出補正をかなりマイナス目にやったこともあって、
上の2枚の写真とも花びらの露出が適正でよく見えるのではないか、と思う。
Canon EOS 7D, EF100mm f/2.8L Macro IS USM
1/200 f6.3 -1.67EV
山の恵み
フシグロセンノウの花は
入口付近の木陰でかなりの大株になって咲いていました。
自分の背丈もあるような花姿を見せつけられると、
我家の庭にフシグロセンノウを咲かせようとは思わないもの。
水も空気も違う山の中で、はたまた植物園で楽しませていただくに限ります。
70-200 f2.6 ×1.4 1/320 f4
草むらで
背の高いフシグロセンノウは草むらでも花が目立っていた。
気分を変えて、いつもは行かないミズナラ林の方に上がってみた。
と、そこに開けたのはフシグロセンノウの花、意外な発見であった。
ただ、歩道から遠く、花もまばらなのが残念だが、
肉眼ではオレンジ色の花がかなり際立っていて、
山中でこの花に出会ったなら、やはり感激しただろう。
年を変えて同じ草むら。
同じ株だろうか?咲き方が似ている。
少しでも近距離のフシグロセンノウを。
草むらでは他の草の葉が邪魔して花束は難しい。
せせらぎと共に
日光植物園は土地柄を活かして自然の地形の中で水の流れも豊富です。
このフシグロセンノウもそんな小川のせせらぎの傍らで、やや暗い森の中
一際輝きながらみずみずしく咲いているのでした。
平地ならただの花になってしまうかもしれないのですが、森の中にみつけると
橙色の花が新鮮な驚きと共に出迎えてくれます。
写真としては、反省が多いです。暗い森の中では花びらはかなり露出オーバー。
やはり手間ひま惜しまず部分測光するべきなのかなあ。
いつもでも腕の上がらない自分ですが、いつか再挑戦をしましょう。
70-200 f2.8 ×1.4 1/50 f4
花一輪
ちょっと暗い森の小川のふちにひっそりと咲いていたフシグロセンノウ
花びらだけが日差しを浴びて輝いていた。
背景に小川の流れが入らないか、スローシャッターで、珍しく三脚使用。
この写真はフィルム時代の記念映像です。99/10/03公開。
上のデジタルは
背景を見ていただくとわかるのですが、
ネガからのスキャン画像と違って
光の変化が
階調豊かにやわらかく表現されています。
私の安いスキャナでは横縞が出てしまう問題も解決しました。
時代の流れを感じてもらうのも一興かと思います。
辞典で詳しく調べる
ナデシコ科マンテマ属>フシグロセンノウ