ガクアジサイ
2017/05/21 (since2011/05/29)
太平山のガクアジサイ
太平山の6月はアジサイとガクアジサイに溢れている。
アジサイ坂の斜面に2種類のガクアジサイが咲いている。
奥は杉の林で暗く沈み込み、ガクアジサイの花が映える。
山に咲くガクアジサイの臨場感を、より大きな画面の壁紙で味わってみてください。
謙信平
謙信平といえば、早朝に見られる陸の松島(雲の海から山の上部が浮かび上がる)や
夕方に見られる夕焼けと富士山、夜景(東北自動車道があるのでそれなりに)、
そして、最近ではスカイツリーも見れますよ、と関東平野の風景を楽しむ場所。
お帰りには、大平団子に卵焼きがプチ有名ということで食べる楽しみもある。
青とピンクが入り混じったやさしい感じのガクアジサイである。
謙信平では、後半に紹介する青いガクアジサイが鮮やかと思うが、
露の季節、このやわらかいタッチの花色もたまらなくいい。
Canon EOS 7D, EF100mm f/2.8L Macro IS USM
f4.5, 1/200s, -1.00EV
雨上がりに
雨上がりで、ちょっとだけ霧がかった謙信平に浮かび上がる青いガクアジサイ。
もしかしたら、ヤマアジサイかもと思いつつ、区別がつくわけでもないので、
雨に洗われて、より綺麗になった花の色を楽しんだ。
EOS KISS Digital N, EF70-200mmL USM F2,8
1/400s,F4.0
謙信平のアジサイは山の斜面に、たぶんツツジと共に植えられていて
(ツツジの季節に来たことがないので確信がないが・・・)
かなりのボリュームがある。この写真もその一部分である。
EOS KISS Digital N, EF70-200mmL USM F2,8
1/800s,F3,5
それは見事の青色のガクアジサイ。
Canon EOS 7D, EF100mm f/2.8L Macro IS USM
f4.5, 1/1250s
すこし日が射し始めると、葉の緑色も鮮やかになって夏らしくなってくる。
Canon EOS 7D, EF100mm f/2.8L Macro IS USM
f4.5, 1/2000s, -0.67EV
山本有三文学碑
謙信平を歩いていると、栃木市で生まれた山本有三の文学碑があった。
傍らにはひとつのガクアジサイが花を添えていた。
文学碑にはこう書かれている。
たった一人しかない自分を、
たった一度しかない一生を、
ほんとうに生かさなかったら、
人間、生まれてきたかいが
ないじゃないか。
路傍の石
大中寺
太平山の南側にある大中寺はあじさい寺ともよばれ、あじさい坂と並ぶあじさいの名所。
山門近くに咲いていたものですが、ガクアジサイにしては輝きのある写真になった。
ガクアジサイの萼が透けてこのように光るとは想像していなかったので驚きだ。
Canon EOS 7D, EF70-300mm f/4-5.6L IS USM
1/100s, F6.3, -0.33EV
駐車場付近に咲いていた萼が白色のガクアジサイ。
暗い森の中に咲いていると映える色合いだ。
あっ、油坂(下の写真)に再挑戦するのを忘れた・・・
Canon EOS 7D, EF-S15-85mm f/3.5-5.6 IS USM
1/160s, F7.1, -0.33EV
EOS KISS Digital N, EF70-200mmL USM F2,8
1/4000s,F2,8
油坂のガクアジサイはクローズアップした写真で見ると、
見事に咲き揃っているし、
青い花も
若々しい若葉との対比で素敵な色だ。
多くのアジサイが垂れ下がっているような感じなのにたいし、
凛として上を向いているのも、咲き始めの力強さが感じられる。
EOS KISS Digital N, EF70-200mmL USM F2,8
1/2000s,F4.0
本堂とガクアジサイ
上の写真のガクアジサイを別の角度から捉えてみた。
建物を入れると、また違った趣が得られると思ったからだ。
本堂の屋根をちょっと入れただけだが、いい感じ、だと思う。
鎌倉とか京都とかに行った気分に勝手になっている。ふ〜。
2009年当時、望遠レンズはほとんど開放で撮っている。
この写真が少しでも絞っているのは奇跡的。
もう少し、花の部分のピントが合っていればと思う反面、
本堂の屋根の部分のボケ味はさすがLレンスと思ってしまう
さて、今ならどう撮るだろう。いろいろ試してみたいものだが・・・
油坂のガクアジサイ
上の2枚の写真の種明かし。
これは、油坂と呼ばれる石段の下に咲くガクアジサイ。
EOS KISS Digital N, EF20-35mm F3.5-4.5
1/200s,F5.6
油坂(大中寺の看板から)
ある学僧が燈火欲しさに本堂の燈明の油を盗んで追われ、この階段から
転げ落ちたのが因で死んでから、この階段を上下すると禍にあうという。
そんなわけで、見ての通り階段を昇り降りできないよう竹の柵で通行止めになっている。
あじさい坂
アジサイ坂にはヤマアジサイも植わっているらしいが
ガクアジサイとの区別はつかず、すべてガクアジサイとしての紹介だ。
この時まで、アジサイ坂をじっくり歩いたことがなかった。
六角堂周辺を歩けば、十分にアジサイを堪能できてしまうからだ。
それでも歩いたのは、新しい発見を求めてだ。
そして、この景色に出会った。
ガクアジサイの壁、見事だ。
EOS KISS Digital N, EF70-200mm F2,8
1/250s,F2,8
あじさい坂を登っていく途中で出会ったガクアジサイ。
ひときわ高い所に咲いていて目立っていた。
EOS KISS Digital N, EF70-200mmL USM F2,8
1/800s,F2,8
雨の中をあじさい坂に出かけたのだが、途中で止んだ。
平安時代に慈覚大師円仁が創建したという連祥院六角堂の横を通り、
大平山神社の参道(石段になっている)を登って行くと
蜘蛛の巣に細かな水滴がついて光っているガクアジサイの出迎えだ。
日差しはないが、明るい薄曇りで光が良く回ってくれた。
連祥院六角堂
六角堂の名で親しまれる連祥院は、太平山の中腹、
表山道の登り口(あじさい坂の入口)にある。
慈覚大師が太平山創建の際、その本地仏として山城国、
国宝寺にあった
虚空蔵尊を移したもので、作は聖徳太子といわれている。
EOS KISS Digital N, EF70-200mmL USM F2,8
1/640s,F2,8
奥までず〜っと白いガクアジサイ、よく育っている。
あじさい坂は山陰で日照時間が少ないせいか、
アジサイの花数が少ない気がするが、
ガクアジサイは全く衰えを感じさせず、元気そのものだ。
EOS KISS Digital N, EF70-200mmL USM F2,8
1/200s,F2,8
こちらは以前にあじさい坂で紹介させてもらったガクアジサイと
同じところに咲いているもの。色はこちらの方がふつうじゃないか?
青いガクアジサイ
これでもか、というほど青い謙信平のガクアジサイを堪能してください。
深く深く青い、蒼い、碧い・・・どれが正しいかなあ。
Canon EOS 7D, EF100mm f/2.8L Macro IS USM
f4.5, 1/200s, -0.67EV
Canon EOS 7D, EF100mm f/2.8L Macro IS USM
f4.5, 1/640s, -0.67EV
Canon EOS 7D, EF100mm f/2.8L Macro IS USM
f4.5, 1/1250s,
そして、クローズアップ最終版。
Canon EOS 7D, EF100mm f/2.8L Macro IS USM
f4.5, 1/1250s
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アジサイ科アジサイ(ハイドランジア)属>ガクアジサイ
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