北海道から九州、中央アジアなどに自生する多年草。
主に中国や日本産の原種をもとに作り出された園芸品種が栽培されている。
草丈40〜120pほどで、初夏から夏にかけて、分枝する茎を立ち上げてアワ粒のような小さな花を円錐状に密につける。
花色は赤、ピンク、白。
野生種は白や淡いピンクで、花一つ一つが小さく地味で目立たないことから、花名は、ギリシャ語で「輝きがない」という意味です。しかし、20世紀初めにドイツで品種改良され、花姿も大ぶりになり華やかな色が増えたことで、世界中に広がりました。
育てやすい植物で、耐寒性が強く、半日陰でも育つができれば半日以上日が当たるところだと花つきが良くなる。
真夏の直射日光で葉焼けを起こしやすいので注意。
高温で乾燥した環境が続くと葉が縮れてしまうので、真夏の乾燥しやすい時期にはマルチングをしたり、葉水を与えたりする。
開花から花が終わるまでが2〜3週間と短く、長く花を楽しみたい場合は、開花時期の異なる品種を組み合わせて使うようにする。
株分けでふやす。適期は3月の芽が出る前か、10月中旬〜11月の休眠に入る時期で、2〜3年栽培して大きくなった株を掘りあげ、3〜4芽をつけて切り分ける。
アワモリショウマ (本州の中部地方以西、九州に分布する多年草。)