中国東北部〜朝鮮半島に分布する、半日陰の岩壁などに生える多年草。
横に伸びる根茎があり、葉は掌状に深裂し、長い柄がある。花茎は上部に集散状花序を付け、白色の花を多数付ける。花弁状の白い萼片が大きく、花弁は小さくて目立たない。
丈夫で庭植えにも向く。
日光植物園
春・秋は日当たり、夏は半日陰、冬は棚下などで寒風や凍結から保護する。水を好む植物なので多めに与える。
肥料は春・秋に置き肥するほか、花後に薄い液肥を施す。
植え替えは春か秋に行い、硬質赤玉土・硬質鹿沼土の混合土などで植え付ける。
増殖は株分けか実生により、株分けは根茎を切り分ける。
ダイモンジソウ (北海道〜九州、東北アジアの山地帯〜高山帯に広く分布し、湿り気のある岩上や磐「壁に生える。)
ミヤマダイモンジソウ (高山性で全体的に小型。花びらの幅は広く丸みがあり葉裏が紅色。ダイモンジソウはミヤマダイモンジソウの命名上の母品種。)
ユキノシタ (本州、四国、九州に分布。山の湿った半日陰の岩場などに自生する多年草。)
山草図鑑(栃の葉書房)