ツルネコノメソウ

最終更新日
2018/04/30
●学名
Chrysosplenium flagelliferum
●科名
ユキノシタ科ネコノメソウ属
●花期
4月〜5月
●生育地
北海道、本州の近畿地方以北、四国に分布。山地谷沿いの湿地に生える。
●特徴

花後走出枝を四方にだす。花茎は高さ5〜15cm。茎葉は互生し、円形で鋸歯があり、表面に毛を散生する。萼裂片は単黄緑色で平開する。約は黄色。

●写真集
ツルネコノメソウツルネコノメソウ 奥日光
●育て方

春は日当たり、5月頃から木漏れ日程度の半日陰で管理し、冬は棚下などで霜と乾燥から保護する。夏〜秋は1日1回程、冬の間も乾かさない程度に灌水する。

植え替えは3月下旬頃行い、硬質赤玉土・桐生砂混合土に腐葉土を少量混ぜて植え付ける。

増殖は株分け・挿し芽・実生による。

●近縁種

コガネネコノメ (本州の関東地方以南・九州に分布。花期は4〜5月。)

シロバナネコノメソウ (ハナネコノメの基本種。)

ツルネコノメソウ (北海道・本州の近畿地方以北、四国の剣山に自生、花期は4〜5月。)

ネコノメソウ (北海道・本州に分布。淡黄色の花を咲かせる。)

ハナネコノメ (シロバナネコノメソウの変種。福島県〜京都府に分布。)

ホクリクネコノメ (本州の新潟〜島根県の日本海側に自生する。花期は5月。)

ボタンネコノメソウ (本州の岐阜県以西の日本海側に自生。花期は5月。)

ミヤマネコノメ (本州の関東地方以西の太平洋側、四国・九州に分布。花期は4月。別名イワボタン。)

ヨゴレネコノメ (本州の関東地方以西、四国・九州に自生。花期は3〜4月。)

●和名
蔓猫の目草
●参考図書
山に咲く花(山と渓谷社)、山草図鑑(栃の葉書房)