沢沿いや林内などの湿地に生える多年草。根生葉は花時に枯れ、花後に走出枝を伸ばして葉は対生する。葉は扇形で鋸歯が5個ある。花弁のように見えるのは萼片で、その内側から暗褐色のおしべがのぞく。
春は日当たり、5月頃から木漏れ日程度の半日陰で管理し、冬は棚下などで霜と乾燥から保護する。夏〜秋は1日1回程、冬の間も乾かさない程度に灌水する。
植え替えは3月下旬頃行い、硬質赤玉土・桐生砂混合土に腐葉土を少量混ぜて植え付ける。
増殖は株分け・挿し芽・実生による。
コガネネコノメ (本州の関東地方以南・九州に分布。花期は4〜5月。)
シロバナネコノメソウ (ハナネコノメの基本種。)
ツルネコノメソウ (北海道・本州の近畿地方以北、四国の剣山に自生、花期は4〜5月。)
ネコノメソウ (北海道・本州に分布。淡黄色の花を咲かせる。)
ホクリクネコノメ (本州の新潟〜島根県の日本海側に自生する。花期は5月。)
ボタンネコノメソウ (本州の岐阜県以西の日本海側に自生。花期は5月。)
ミヤマネコノメ (本州の関東地方以西の太平洋側、四国・九州に分布。花期は4月。別名イワボタン。)
ヨゴレネコノメ (本州の関東地方以西、四国・九州に自生。花期は3〜4月。)