秋明菊・シュウメイギク

最終更新日
2015/11/30
●学名
Anemone hupehensis var.japonica
●科名
キンポウゲ科アネモネ(イチリンソウ)属
●花期
9月〜12月
●生育地

本州、四国、九州及び中国に自生する多年草。中国原産の帰化植物。

●特徴

株全体に白毛があり、高さ50〜60cmとなり、根生葉は大きく長柄を持つ。茎は8裂し、無柄で対生する。茎頂で分裂し多数の花を付ける。

●写真集

シュウメイギクの花シュウメイギク(紅花) 庭の秋

シュウメイギクの花シュウメイギク(白花) 庭の秋

●育て方

年間を通して日当たり・風通しの良い場所で管理する。

灌水と肥料は多めに与える。赤玉土単用か腐葉土を2割混ぜた用土で、中深鉢に植える。

高温時にうどんこ病を発生しやすい。

繁殖は植え替え時に株分けによる

●近縁種

アズマイチゲ (北海道・本州・四国の山地や山裾に自生。)

アネモネ (地中海地方原産の秋植え球根植物。)

イチリンソウ ( 本州、四国、九州に分布。落葉広葉樹林の林床や林縁に生える。)

キクザキイチゲ (アズマイチゲより葉が深く切れ込んでいる点で違いを区別する。)

サンリンソウ (北海道・本州中部地方以北の山地・亜高山帯に自生。)

ニリンソウ (日本各地の山地や山裾に自生。藤原岳産の矮性種、多弁花「銀杯」などの品種がある。イチリンソウは花が大きく、茎葉に柄があり、小葉は細かく裂けるので、ニリンソウとは簡単に見分けられる。)

ハクサンイチゲ (本州中部地方以北の高山帯の湿り気のある草原に自生。)

ヒメイチゲ (北海道・本州中部地方以北の山地や針葉樹林内に自生。)

ユキワリイチゲ (本州の西部から九州に分布し、山麓の林のふちや竹林などに生える多年草。)

●和名
秋明菊、秋名菊。開花時期と花姿から名付けられた。
別名:貴船菊 (キブネギク)、秋牡丹など
●参考図書
園芸植物(山と渓谷社)、日本の山野草(NHK出版)、山草図鑑(栃の葉書房)