中国雲南省、四川省原産の多年草で、草丈20〜50cmになる。
分枝性が強く、葉は長い葉柄を有し、基部は心臓形となる。葉縁には鋭い歯牙をもつ。葉色は淡緑から緑、葉表は細毛でおおわれる。花は2〜6段の散形花序をなし、花色は桃、淡紫、白、覆輪などがある。
プリムラ・マラコイデス 庭の春
日当たりの良い場所に置き、薄い液肥をみずやりがわりに施す。
クリンソウ (北海道、本州、四国の山地や山裾の湿地に自生する。)
サクラソウ (日本各地に分布。山麓や河原などの湿り気のある草地に生える多年草。)
プリムラ・ヴィアリー (穂状花をつける。)
シコクカッコソウ (カッコソウの変種で四国に分布。全体に毛が多く、花冠の花喉部は黄色。)
ハクサンコザクラ (日本海側の亜高山帯〜高山帯の雪田の融雪地や湿った草地に特産。)
プリムラ・オブコニカ (径5cmの花をつける耐寒性多年草。)
プリムラ・ジュリアン (コーカサス原産の小型種。)
ミチノクコザクラ (青森県の岩木山の亜高山帯に特産し、雪田の融雪地や湿った草地に生える。ハクサンコザクラよりさらに大型。)
ユキワリコザクラ (北海道南部及び東部から東北地方に自生。根室から釧路にかけての群落が見事でネムロコザクラともいわれている。葉がスプーン形をしている。)
ユキワリソウ (本州の一部から四国、九州に分布。水の滴る岩場などに自生する。)
1884年に中国雲南省からフランスに紹介され、1905年にはイギリスにも導入され、以降品種改良が進み、1920〜30年代には今日の品種の基礎となる多くの品種が育成された。日本には明治末期に導入され、1970年代には多くの日本的品種が発表され、早春の鉢物として人気が高い。小富士チェリー、桃乙女などがある。