プリムラ・ジュリアン

最終更新日
2016/12/31
●学名
Primula juliae
●科名
サクラソウ科サクラソウ(プリムラ)属
●花期
1月〜3月
●生育地

コーカサス原産の小型種

●特徴

葉は小さく心臓形で長さ3〜5cm、花は紫紅色、花冠裂片に切込みがはいる。

●写真集

プリムラ・ジュリアンの花プリムラ・ジュリアン  庭の冬

●育て方

性質や栽培特性はポリアンサに準ずる。シクラメンの後作として栽培され、温室内では9月に種子を播くと1〜3月に開花する。日当たりの良い場所を好む。

●近縁種

クリンソウ (北海道、本州、四国の山地や山裾の湿地に自生する。)

サクラソウ (日本各地に分布。山麓や河原などの湿り気のある草地に生える多年草。)

シコクカッコソウ (カッコソウの変種で四国に分布。全体に毛が多く、花冠の花喉部は黄色。)

ハクサンコザクラ (日本海側の亜高山帯〜高山帯の雪田の融雪地や湿った草地に特産。)

プリムラ・オブコニカ (径5cmの花をつける耐寒性多年草。)

プリムラ・ポリアンサ (花色豊富で花つきがよい耐寒性多年草。)

プリムラ・マラコイデス (早咲き多花性の秋まき一年草。)

ミチノクコザクラ (青森県の岩木山の亜高山帯に特産し、雪田の融雪地や湿った草地に生える。ハクサンコザクラよりさらに大型。)

ユキワリコザクラ (北海道南部及び東部から東北地方に自生。根室から釧路にかけての群落が見事でネムロコザクラともいわれている。葉がスプーン形をしている。)

ユキワリソウ (本州の一部から四国、九州に分布。水の滴る岩場などに自生する。)

●和名
一般にジュリアンとよばれている園芸品種群は、古くはジュリアナ・ハイブリッドとよばれ本種に同属のポリアンサやブルガリスを交雑して生まれたものである。
●参考図書
園芸植物(山と渓谷社)、日本の山野草(NHK出版)