ゲラニウム・マクロリズム

最終更新日
2018/01/14
●学名
Geranium macrorrhizum
●科名
フウロソウ科フウロソウ属
●花期
8月〜9月
●生育地
ヨーロッパからコーカサス山脈に分布する多年草
●特徴
茎頂に2〜3cmの白、淡紅色の5弁花をつける。花弁はやや反り返り、長い雄しべ・雌しべが突き出る。根生葉は10-20cmで掌状に7裂する。
●写真集

ゲラニウム・マクロリズムの花ゲラニウム・マクロリズム 庭の春

●育て方

水もちを好むので、硬質鹿沼土7に軽石砂3などを配合して植える。
植替えの適期は9月中旬〜10月中旬で1〜2年毎に植え替える。
一年を通して日なたに置く。
水やりは表土の乾きを目安に鉢底から水が流れ出るほどたっぷりと与える。
植え付け後に有機性固形肥料を置肥。花後と秋にも同じ肥料を追肥。
植え替え時の株分けと実生による。

●近縁種

アサマフウロ (濃い紅紫色の美しい花で、本州の中部地方に分布する。、)

グンナイフウロ (タカネグンナイフウロの母種。茎や葉柄、花柄に開出毛と腺毛がある。花は紅紫色で濃淡があり、直径約3cm、茎頂に集散状に10数個つく。)

ゲ・キネレウム (ヨーロッパ原産。亜種のサブコウレスケンスはバルカン半島原産種。美しい花色に人気がある。)

ゲラニウム・サングィネウム (ヨーロッパからアジア西部原産。アケボノフウロの名で親しまれ、多くの園芸品種がある。)

ゲラニウム・ダルマティクム (バルカン半島の原産種。鉢植えによい。)

ゲラニウム・ファエウム (黒みを帯びた花で、クロバナフウロの和名で普及。ピレネーやアルプスなどの原産種。)

ゲラニウム・プラテンセ (ヨーロッパからアジアの分布種。花変わりの「ストリアツム」はシボリザキフウロの和名で流通。)

タカネグンナイフウロ (タカネグンナイフウロは山地に生えるグンナイフウロの高山型。茎や葉柄、花柄に開出毛と腺毛がある。花は紅紫色で濃淡があり、直径約3cm、茎頂に集散状に10数個つく。)

ゲンノショウコ (日本各地に分布する。古くから下痢止めの薬草として用いられている。)

チシマフウロ (高山や海岸近くの草地に生え、本州の北部から北海道、北方に分布。鉢植えによく、白花も流通。)

ハクサンフウロ (本州中部地方以北の高山から亜高山帯にに分布する、高原や高山の草地に生える多年草。)

●和名
別名ゼラニウム・マクロリズム
●参考図書
日本の高山植物(山と渓谷社)、趣味の山野草・栽培大辞典(鞄ネの葉書房)、山野草大百科(講談社)