フウロソウ科

フウロソウ科の花

学名: Geraniaceae

分類:被子植物−双子葉植物

主に温帯に5属650種、日本に1属12種、日本の固有植物は1属2種7変種。少数は熱帯に分布する草本または常緑低木である。葉は螺旋状に配列し、葉緑が分裂する。掌状葉、欠刻、鋸歯がある。拓葉はある。花序は散形、集散花序になる。花は整正、花弁5、萼は5分裂、宿存する。距がある種類とない種類がある。雄しべは離性、花弁の2または3倍、子房上位。刮ハは縦に5裂し、このとき1種子を巻き上げながら飛ばす。

(印象)飛び出した花柱と雄しべが印象的なフウロソウの仲間だが、山や植物園で見られるものは、シロや淡いピンク色の花が印象的。群落をつくって花数でさらに豪華に見せてくれる。家で育てるのもチシマフウロなど高山性や寒地性のものは気難しいが、普通は放ったらかしでも毎年咲いてくれるかわいいやつなのだ。

 

フウロソウ科の屬と花の紹介(四季の山野草編)


参考文献
日本の固有植物 (国立科学博物館叢書)  

最終更新日 2018/02/26

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