茎は角ばり、はじめ地に伏して後に立ち上がり、高さ20〜40cmになる。花は黄色く約3cmの唇形花を茎の先に穂状に付ける。葉は対生し、3角状のほこ形で、縁に鋸歯がある。花形、葉の形や姿が似たアキギリは花色が紅紫である。
キバナアキギリ 日光・白根
生育期はよく日に当てるが、葉焼けしやすいので、夏は半日陰で管理する。
肥料は春・秋に置き肥をする。
植え替えは春の芽出し前か梅雨時期に、硬質赤玉土・硬質鹿沼土などの混合土で、深鉢に水もち良く植え付ける。
根が多い場合は切りつめても良い。
増殖は植え替え時の株分けと、梅雨時期の挿し芽・実生による。実生はタネを採り播きする。
アキギリ (山地に生える20〜50cmの多年草。キバナアキギリと全体がよく似ているが、花の色が違うことと、アキギリでは唇形花の花筒の内側に毛が生えていて、ざらつくので区別できる。)
アキノタムラソウ (東アジアの温帯、暖帯に広く分布する多年草。青紫色の唇形花を何段かに輪生する。)
キバナアキギリ (本州(中部地方以西)。山地のやや湿った林内に生える多年草。黄色の花を咲かせる。)
サルビア・コッキネア (熱帯南アメリカ原産の一年草。)
サルビア・スプレンテンス (ブラジル原産で、スカーレット・セージともいう。)
サルビア・ファリナセア (テキサス、メキシコ原産で広く栽培されている。通称ブルーサルビア)