アキノタムラソウ

最終更新日
2016/02/17
●学名
Salvia japonica
●科名
シソ科サルビア属
●花期
7月〜11月
●生育地
本州、四国、九州に分布。朝鮮半島や中国などにも広く分布し、変異が多い。野原や疎林、山里の道ばたなどに生える多年草。
●特徴

茎は上部で分枝し、高さ20〜80cm。花は長い花穂にまばらに輪生して付く。葉は対生し変異が多く、3出、または1〜2回羽状複葉、単葉のものもある。小葉の縁には鋸歯がある。

●写真集

アキノタムラソウの花アキノタムラソウ 日光植物園

●育て方

年間を通して風通しの良い日当たりで管理する。過湿にならないように乾いたら充分に灌水する。

肥料は春と秋に置き肥を与えて肥培する。

植え替えは花後か早春に行い、長い根を切って植え付ける。

用土は赤玉土・硬質鹿沼土の混合土などを用いる。

増殖は株分け・実生により採り播きするか、早春に播く。栽培は容易。

●近縁種

キバナアキギリ (本州(中部地方以西)。山地のやや湿った林内に生える多年草。黄色の花を咲かせる。)

サルビア・コッキネア (熱帯南アメリカ原産の一年草。)

サルビア・スプレンテンス (ブラジル原産で、スカーレット・セージともいう。)

サルビア・ファリナセア (テキサス、メキシコ原産で広く栽培されている。通称ブルーサルビア)

ナツノタムラソウ ( 中部〜近畿の太平洋側に分布し、山地の林内に生える多年草。)

ハルノタムラソウ ( 紀伊半島以西に分布する林縁などに生える多年草。)

●和名
秋の田村草。
●参考図書
山草辞典(栃の葉書房)