サルビア・ファリナセア

最終更新日
2016/02/17
●学名
Salvia farinacea
●科名
シソ科サルビア(アキギリ)属
●花期
夏〜秋
●生育地
テキサス、メキシコ原産で広く栽培されている。
●特徴

50cmに達する多年草。茎は直立し、単幹または分枝する。葉は表が青みをおび、長さ3.5cm。長楕円形または細長い披針形で、葉先は細くとがる。花穂は約20cm、10〜16の唇形花が輪状に並ぶ。花冠は青、ラベンダーから紫色。

●写真集
サルビア・ファリナセアの花サルビア 庭の夏

●育て方

繁殖は種子、鹿沼土や赤玉土など弱酸性の用土が合う。これに腐葉土を1:1程度に混ぜて使うとよい。耐寒性に乏しく寒冷地では越冬できない。

●近縁種

アキノタムラソウ (東アジアの温帯、暖帯に広く分布する多年草。青紫色の唇形花を何段かに輪生する。)

キバナアキギリ (本州(中部地方以西)。山地のやや湿った林内に生える多年草。黄色の花を咲かせる。)

サルビア・コッキネア (熱帯南アメリカ原産の一年草。)

サルビア・スプレンテンス (ブラジル原産で、スカーレット・セージともいう。)

サルビア・ホルミナム (地中海沿岸原産の一年草もしくは二年草で、草丈45cmとなる。)

ヤクヨウサルビア (南ヨーロッパ原産の耐寒性常緑亜低木で、草丈60cmに達する。)

園芸品種に花色が白で倒心臓形の下辱が中裂する「アルバ」、ややコンパクトな草姿で花色が濃いブルーの「ブルー・ベッダー」、株元からの分岐性が強く花色が強烈な深い青の「ビクトリア」、それに「ビクトリア・ホワイト」などがある。

●和名
別名メアリー・セージ、通称ブルーサルビアともいう。
●参考図書
園芸植物(山と渓谷社)