センリョウ属は東アジアに3種。
センリョウは本州の中部地方以西〜九州の他、台湾、中国、マレーシアに分布。山林の半日陰に生える常緑小低木。
高さ50〜80cmになる。葉は長さ6〜15cm、革質で光沢があり、葉縁には波状のの鋸歯がある。花は前年枝の葉腋から伸びた新梢の先に5〜10個の黄緑色の小花を穂状に咲かせる。果実は11月中旬には熟し、翌年まで楽しめる。
ヤブコウジ科のマンリョウ(万両)と対になった名前だが、似ているようでも植物学的にはかなり遠い存在である。
センリョウ 京都の秋
センリョウ 庭の冬
風通しの良い半日陰で管理する。過湿は禁物で、常に湿り気を帯びる状態は根腐れの原因。冬は約5度の温度が必要。
置き肥をして肥培する。
赤玉土、鹿沼土の混合土で水はけ良く植え付ける。
自家受粉しづらいので数株あると良い。
増殖は株分け、挿し芽、接ぎ木、実生。
キミノセンリョウ (センリョウの変種で実が黄熟する。)
ヒトリシズカ (サハリンから日本、朝鮮半島、中国東北部に分布する多年草。)
フタリシズカ (日本、中国に分布する低山に生える多年草。)