北海道、本州、四国、九州に分布する。山地の林内、林縁に自生する多年草。
高さ15〜30cm。葉は楕円形で縁に鋸葉があり、2枚ずつ付くが節間が短いため4枚が輪生するように見える。茎頂に穂状花序をつくり、花弁のない花をつける。白く細かいのがおしべで花穂は普通1本、まれに2本のものも見られる。
ヒトリシズカ 新潟・佐渡
ヒトリシズカ 早春の庭
ヒトリシズカ みかも山
春はよく日に当て、日射しが強くなったら半日陰で管理する。過湿に注意して灌水する。肥料は置き肥のほか、春・秋に薄い液肥を与える。植え替えは春か秋に行い、用土は赤玉土・硬質鹿沼土の混合土などで植え付ける。増殖は早春か、新葉が生育しかかったとき株分けを行う。種子は取播き。
キビヒトリシズカ (本州(中国地方)、四国・九州に分布し、高さ30〜50cm、ヒトリシズカに比べて花序が長く、おしべは細い。)
センリョウ (山林の半日陰に生える常緑小低木。)
フタリシズカ (日本、中国に分布する低山に生える多年草。)