オオイワカガミ

最終更新日
2018/01/01
●学名
Schizocodon soldanelloides var.magnus
●科名
イワウメ科イワカガミ属
●花期
4月〜7月
●生育地

日本固有。北海道(渡島半島)から東北地方、中部地方の日本海側に分布する。

●特徴

葉が大型で直径8〜12cmになり、多数のとがった鋸歯がある。

●写真集

オオイワカガミの花オオイワカガミ 新潟・佐渡

●育て方

排水良く植える。根元は常に適湿を保つ(表土の土にハイゴケや木ゴケを張り湿度を高めるとよい)。空中湿度を保つ。風通しの良いところに置く。真夏以外は日に当てる。温暖地では難物。

殖やし方は株分けと実生による。

●近縁種

イワウチワ (本州の近畿地方以東に分布する。やや暗い林床に自生することが多く、厚いうちわ型の葉脈が目立つ。艶のある葉に淡紅色の美しい花を咲かせる。)

イワカガミ (日本全国に分布。山地の岩場や高山の草地に生える常緑の多年草。)

コイワカガミ (高山に生えるもので、葉の鋸歯があまり目立たないものをイワカガミと区別することがある。)

ヒメイワカガミ、ヤマイワカガミ (本州の一部に分布。白い花で葉の形に特徴がある。)

●和名
岩鏡。岩鏡の名前は岩に接して生えていることが多く、葉に艶があって光っているので名づけられたもの。
●参考図書

山草図鑑(栃の葉書房)、高山に咲く花(山と渓谷社)