北海道・本州の中部地方以北の日本海側に分布。湿原や山地の湿地に群落をつくって生える多年草。
地下に太い根茎を持ち、葉に先立って高さ10〜30cmの花序を出す。白色の部分は仏円苞と呼ばれ、本来の花は黄色い円柱状の棒に多数ついている両性花。葉は楕円形の軟質で、花後高さ約30p、幅30cmほどに大きく成長する。成熟した果実は緑色のまま崩れてタネを散らす。
ミズバショウ 栂池自然園
ミズバショウ 尾瀬
ミズバショウ 裏磐梯・駒止湿原
ミズバショウ みかも山
春に日が良く当たり、夏には半日陰となるような所で、通気性があり軽軟な土壌であれば、湿地でなくでも可能。
肥料を好むのでこまめに有機質肥料を鉢土に埋め込んで与える。
大きめの深鉢に赤玉土・硬質鹿沼土にケト土を混ぜて、直根を切らずに植え付ける。
繁殖は地下茎の切り分けと実生苗で、播種は水洗いした種子を乾かさないように注意して水苔上に播く方法がある。
アメリカミズバショウ (北アメリカ西海岸北部に分布。)
オオマムシグサ (山地の林下に見られる多年草 。)
ザゼンソウ (北海道と本州に分布し、湿地に生える多年草。)