北海道・本州の中部地方以北に分布し、高山の草地や岩場に生える多年草。
根は太く長くなり、垂直に伸びる。茎は高さ10〜20p。
ミヤマオダマキ 白馬・栂池
春・秋は日に当て、夏は半日陰で管理。
過湿を嫌うので、灌水は乾き気味に行う。
肥料は春・秋に置き肥を与える。
アブラムシが付きやすく、被害が出る前に予防として薬剤をまいておく。
2〜3年ごとの春か秋に植え替え、根が長く垂直に伸びるので、中深〜深鉢を用い、軽石や硬質鹿沼土で植え付ける。
増殖は株分けか実生による。
オオヤマオダマキ (距が内側に強く巻き込む種、変種。萼片と距は紫褐色を帯びる。)
オダマキ (一般園芸種として広く栽培される。高山に生えるミヤマオダマキから出たものといわれている。)
キバナノヤマオダマキ (花全体が黄色い種)
セイヨウオダマキ (イギリス、北ヨーロッパからシベリアに広く分布し、明るい林床に群生する。一部は北アメリカに帰化し、野生化している。)
ダイセンオダマキ (ヤマオダマキとオダマキの交雑種)
フウリンオダマキ (オダマキの距がない花で、風に揺れる風鈴のような風情からその和名がある。本種はオダマキ属の近縁属、セミアクイレギア属で7種ほどの小さな仲間。流通する種はセミアクイレギア・エカルカラータで中国の四川、湖北西部などの原産種。)
ヤマオダマキ (北海道から九州に広く分布し、山地の林縁や草地に自生する。通常の花は花弁が黄色で萼片やうしろの長く伸びる距が紫褐色。)