本州(中央アルプス将棊頭山〜仙涯嶺)に分布し、高山帯の花崗岩の岩場に生える多年草。日本固有種。
高さ4~15cm。有花茎と無花茎があり、有花茎の葉は1〜5個。頭花は2~3個しかない。ウスユキソウには5〜6個ある。果実に稜も毛もない。
ヒメウスユキソウ 木曽駒ヶ岳
年間を通して風通しの良い日当たりで管理する。
やや乾き気味に潅水し、過湿に注意する。
肥料は春・秋に置き費と薄い液肥を与える。
植え替えは2〜3年に1回、硬質鹿沼土・軽石の混合土などで水はけ良く植え付ける。
増殖は株分け・挿し芽のほか、実生も可能。栽培では4〜5月に開花。
ウスユキソウ (低山帯上部〜亜高山帯の開けた草地や礫地に生える多年草。)
コマウスユキソウ (木曽駒ヶ岳の山頂付近に自生。別名ヒメウスユキソウ。)
チシマウスユキソウ (南千島の海岸付近の岩場に自生する。)
ハッポウスユキソウ (本州(北アルプス八方尾根)に分布。高山帯の蛇紋岩崩壊地の草地に生える。)
ハヤチネウスユキソウ (岩手県早池峰山の蛇紋岩地に自生。)
ホソバヒナウスユキソウ (至仏山・谷川岳に自生する細葉変異型。)
ミネウスユキソウ (本州中部地方の高山帯に自生。小型種。頭花は数個がかたまってつき、柄はないか、あってもごく短い。)
ミヤマウスユキソウ (東北地方の飯豊山・朝日岳・月山・鳥海山・秋田駒ケ岳の山頂付近に自生。)