ノハナショウブを原種として観賞用に品種改良された日本の代表的園芸品種で、水辺などに栽培する。江戸時代中期から末期につくられた品種群が、今日の品種群の基礎となっている。
高さ60〜80p。花は直径10〜15p、花びらが大きく開く。
秋に半日陰になるところに植える。繁殖は株分けによる。
アヤメ (シベリアから日本に分布する。外花被片にひげ状の突起のない根茎性アイリスの1種。)
キショウブ (ヨーロッパ全域、北アフリカ、中近東に分布し、日本やアメリカの水辺に野生化している。花は黄色。)
シャガ (本州〜九州の林内に自生。花は白色で紫色の模様がある。)
ダッチアイリス (ヨーロッパ南部原産のスパニッシュ・アイリスにいろいろな種をかけ合わせて作られた園芸品種。)
ノハナショウブ (日本各地の山野の草地や湿地に自生。園芸品種化されたのがハナショウブ。)
ヒオウギアヤメ (北方の湿地に自生し、紫色の花を咲かせる。)
ヒメシャガ (日本各地の山地の林内に自生。シャガより小型で花は淡紫色。)
マンシュウアヤメ (中国東北部に分布する多年草。)
花菖蒲。別名ショウブ。