タカネコンギク

最終更新日
2021/08/08
●学名
Aster viscidulus var. alpinus
●科名
キク科シオン属
●花期
7〜10月
●生育地

日本固有種。
本州(関東・中部地方)に分布し、亜高山帯〜高山帯の草原に生える多年草。ミヤマコンギク(ハコネギク)の高山型変種。

●特徴

花はふつう淡紫色、総苞片が円形になる。横に伸びる地下茎でよく殖える。
丈低く多数群がり、株立で直径2〜2.5cmの花を咲かせる。

●写真集
タカネコンギク タカネコンギク
●育て方

日当たりが悪いと徒長するので、よく日に当てる。

肥料は春に置き肥を与える他、液肥も併用して肥培する。

キクはアブラムシが付きやすいため、薬剤を使って防除する。

植え替えは早春か秋の花後に行い、赤玉土・硬質鹿沼土の混合土などで、中深〜深鉢に植え付ける。

増殖は株分け。

●近縁種

ゴマナ (本州の山地〜亜高山帯の林縁や路傍などに多く、草丈約1m前後。径1.5pほどの小さい白い頭花をぎっしりとつける。)

シロヨメナ (高さ40〜80pの山地の林のふちや中に生える多年草。)

ダルマギク (海岸の岩場などに生える25〜30cmの多年草。)

ノコンギク (各地の山野に見られる。草丈0.5〜1.5m。葉はざらつく。頭花は径約2.5p前後。舌状花は白〜赤紫色。)

●和名

高嶺野紺菊

●参考図書
日本の固有植物(東海大学出版会) 、別冊趣味の山野草 栽培大辞典((株)月刊さつき研究社)、山草図鑑(栃の葉書房)