日本固有種。
本州(関東・中部地方)に分布し、亜高山帯〜高山帯の草原に生える多年草。ミヤマコンギク(ハコネギク)の高山型変種。
花はふつう淡紫色、総苞片が円形になる。横に伸びる地下茎でよく殖える。
丈低く多数群がり、株立で直径2〜2.5cmの花を咲かせる。
日当たりが悪いと徒長するので、よく日に当てる。
肥料は春に置き肥を与える他、液肥も併用して肥培する。
キクはアブラムシが付きやすいため、薬剤を使って防除する。
植え替えは早春か秋の花後に行い、赤玉土・硬質鹿沼土の混合土などで、中深〜深鉢に植え付ける。
増殖は株分け。
ゴマナ (本州の山地〜亜高山帯の林縁や路傍などに多く、草丈約1m前後。径1.5pほどの小さい白い頭花をぎっしりとつける。)
シロヨメナ (高さ40〜80pの山地の林のふちや中に生える多年草。)
ダルマギク (海岸の岩場などに生える25〜30cmの多年草。)
ノコンギク (各地の山野に見られる。草丈0.5〜1.5m。葉はざらつく。頭花は径約2.5p前後。舌状花は白〜赤紫色。)
高嶺野紺菊