ゴマナ

最終更新日
2021/08/08
●学名
Aster glehnil var. hondoensis
●科名
キク科シオン属
●花期
9〜10月
●生育地
本州に分布し、山地の草原に生える多年草。
●特徴
茎は高さ1〜1.5m。葉とともに細毛があってざらつく。葉は長さ13〜19cmの長楕円形で粗い鋸歯がある。頭花は直径1.5cmほどで散房状に多数つく。総苞は筒鐘形で長さ3〜3.5mm。
●写真集
ゴマナゴマナ 日光・白根
●育て方

年間を通して、風通しの良い日当たりで管理する。
灌水は乾いたら充分に与える。肥料は春・秋に有機質肥料を置き肥する。
植え替えは早春に行い、赤玉土・鹿沼土の混合土などで、水はけ良く植え付ける。
植え付けの際、根は3分の1程に切り詰め、発根を促す。
増殖は挿し芽が一般的で、梅雨時期に鹿沼土床に指す。

●近縁種

シオン (草丈は180cmくらいで、薄紫の花。)

シラヤマギク (九州以北に分布。下部の葉は心形で長い柄をもち、頭花は径2cm前後、舌状花数が少ない。)

シロヨメナ (高さ40〜80pの山地の林のふちや中に生える多年草。)

チョウセンノギク (ノコンギクの基本変種。朝鮮半島や中国に分布している。この仲間は非常に差異に富み、多くの亜種、変種に分けられれている。別名シベリアノコンギク)

タカネコンギク (亜高山帯〜高山帯の草原に生える多年草。)

ダルマギク (海岸の岩場などに生える25〜30cmの多年草。)

ノコンギク (各地の山野に見られる。草丈0.5〜1.5m。葉はざらつく。頭花は径約2.5p前後。舌状花は白〜赤紫色。)

●和名
胡麻菜。和名は若苗が食用になること。葉がゴマの葉に似ることによると思われる。
●参考図書
山に咲く花(山と渓谷社)