スイレン、睡蓮

最終更新日
2016/02/21
●学名
Nymphaea spp.
●科名
スイレン科スイレン(ニンファエア)属
●花期
初夏から秋
●生育地
世界各地の熱帯、亜熱帯、温帯に分布。池や沼に生える水生の多年草。日本にはヒツジグサが自生する。
●特徴

葉は長い葉柄をもち水面に浮く。円形、楕円形で全縁、大型と小型がある。スイレンには耐寒性のある温帯性品種とそれのない熱帯性品種がある。
温帯性の葉は丸く全縁、水面に浮くが、熱帯性品種は葉は広楕円形、葉縁に欠刻が強く葉柄が長く水面から突き出す。花も温帯性品種は水面に浮き、熱帯性品種は長い花柄をもち水面から出る。
花は直径5〜20cmで、水面に浮くように咲くが、熱帯性は水面上に咲かせる。

●写真集

スイレンスイレン 花之江の郷

●育て方

温帯性品種は水槽があれば容易。熱帯性品種は15℃以上の温度と水深30cm以上の水槽が必要。環境が適すれば強健。

●近縁種

エゾノヒツジグサ(古い池や沼に生える多年草の水草。)

コウホネ (北海道の西南部と本州、四国、九州、朝鮮半島にも分布し池や小川などに自生する多年草。)

ヒツジグサ (池沼に生える多年草の水草。)

●和名
睡蓮。和名は外国産・園芸品種を含めて、スイレン属の総称として使わている。
●参考図書
園芸植物(山と渓谷社)