茎はよく枝を分け、節はふくれて赤みを帯びる。葉は大きく披針形で、先端はとがり、両面にあらい毛が生える。托葉は筒状でふちに毛はない。花穂は長さ3〜10cmで、先端は垂れる。萼は長さ2〜3oで深く4裂し、淡紅色または白色。花弁はない。
日当たりの良い場所で管理し、特に夏の水切れに注意する。
肥料は少量を与え、鉢で肥培しすぎると丈が間延びするので注意する。
一年草なので、タネを実生床(小粒の鹿沼土単用床)に採り播きして、春遅くに芽を出した小苗を、鉢に移植して育てると良い。丈夫な草なので、植え付け用土は選ばない。
イヌタデ (日本各地に分布。野原や道ばた、畦地、空き地などに生える一年草。)
オオケタデ (本州・四国・九州・沖縄に生える高さ2m前後になる一年草。帰化植物。)
サクラタデ (本州〜九州の日当たりの良い水辺に自生する。高さ50〜100cmになる。花期は8〜10月。)
ハナタデ (日本各地の山地の林内に自生する1年草。花期は8〜10月。)
ハルタデ (ヨーロッパ原産だが日本各地の田畑などに帰化する。高さ30〜80cm。花期は4〜10月。)
ボントクタデ (日本各地の水辺や湿地に自生する1年草。高さ40〜100cm.花期は9〜10月。)
ミゾソバ (低地や山地の水湿地に生える1年草。白色〜淡紅色の花を枝先に球形状に咲かせる。)
ヤナギタデ (日本各地の湿地に自生する。高さ30〜80cm。花期は7〜10月。別名マタデ。)