イヌタデ

最終更新日
2017/12/03
●学名
Persicaria longisetum
●科名
タデ科イヌタデ属
●花期
6月〜10月
●生育地

日本各地に分布。野原や道ばた、畦地、空き地などに生える一年草。

●特徴

茎の下部は横にはって枝分かれして伸び、上部は立ち上がって高さ20〜50cm。葉は広披針形で長さ5cm前後、表面の葉脈上にも毛がある。茎の上部に総状花序をつくり淡紅色花を付ける。

●写真集

イヌタデの花イヌタデ 野山の秋

●育て方

日当たりの良い場所で管理し、水切れに注意する。

肥料は少量を与え、鉢で肥培しすぎると丈が間延びするので注意する。

浅鉢に田土または赤玉土と腐葉土を混合した用土で植え付ける。

殖やすには実生。

●近縁種

オオイヌタデ (日本各地に分布。淡紅色または白色の花をつける。)

オオケタデ (観賞用によく庭植えされる帰化植物。大型で高さ約1mになり毛が多い。花期は8〜11月。)

サクラタデ (本州〜九州の日当たりの良い水辺に自生する。高さ50〜100cmになる。花期は8〜10月。)

ハナタデ (日本各地の山地の林内に自生する1年草。花期は8〜10月。)

ハルタデ (ヨーロッパ原産だが日本各地の田畑などに帰化する。高さ30〜80cm。花期は4〜10月。)

ボントクタデ (日本各地の水辺や湿地に自生する1年草。高さ40〜100cm.花期は9〜10月。)

ミゾソバ (低地や山地の水湿地に生える1年草。白色〜淡紅色の花を枝先に球形状に咲かせる。)

ヤナギタデ (日本各地の湿地に自生する。高さ30〜80cm。花期は7〜10月。別名マタデ。)

●和名
犬蓼。葉に辛味もなく役に立たない(食用にならない)ことから「犬」を冠して名付けられた。
別名アカマンマ。
●参考図書

山草図鑑(栃の葉書房)