日本各地に分布。野原や道ばた、畦地、空き地などに生える一年草。
茎の下部は横にはって枝分かれして伸び、上部は立ち上がって高さ20〜50cm。葉は広披針形で長さ5cm前後、表面の葉脈上にも毛がある。茎の上部に総状花序をつくり淡紅色花を付ける。
イヌタデ 野山の秋
日当たりの良い場所で管理し、水切れに注意する。
肥料は少量を与え、鉢で肥培しすぎると丈が間延びするので注意する。
浅鉢に田土または赤玉土と腐葉土を混合した用土で植え付ける。
殖やすには実生。
オオイヌタデ (日本各地に分布。淡紅色または白色の花をつける。)
オオケタデ (観賞用によく庭植えされる帰化植物。大型で高さ約1mになり毛が多い。花期は8〜11月。)
サクラタデ (本州〜九州の日当たりの良い水辺に自生する。高さ50〜100cmになる。花期は8〜10月。)
ハナタデ (日本各地の山地の林内に自生する1年草。花期は8〜10月。)
ハルタデ (ヨーロッパ原産だが日本各地の田畑などに帰化する。高さ30〜80cm。花期は4〜10月。)
ボントクタデ (日本各地の水辺や湿地に自生する1年草。高さ40〜100cm.花期は9〜10月。)
ミゾソバ (低地や山地の水湿地に生える1年草。白色〜淡紅色の花を枝先に球形状に咲かせる。)
ヤナギタデ (日本各地の湿地に自生する。高さ30〜80cm。花期は7〜10月。別名マタデ。)
山草図鑑(栃の葉書房)