ミヤマワレモコウ

最終更新日
2017/09/23
●学名
Sanguisorba longifolia
●科名
バラ科ワレモコウ属
●花期
8月〜9月
●生育地
北海道(日高地方)、本州(秋田県・福島県南西部〜岐阜県北部)、中国、朝鮮半島に分布し。山地帯〜亜高山帯の湿原や湿った草地に生える多年草。
●特徴

高さ30〜100p。混生葉の小葉は9〜13個、茎葉の小葉は5〜11個。花穂はふつう暗紫色で長さ1〜4pで直立し、花は上から咲く。雄しべは4個で等長、長さ2.5〜5mmで萼片より長い。

●写真集

ミヤマワレモコウの花 ミヤマワレモコウ 尾瀬

●育て方

根茎を採集して、鉢でしめて作るか、露地で大きくします。雑種程度のつもりで栽培できますが、水はけの良い用土が適します。ウドンコ病にかかりやすいので注意が必要です。

●近縁種

カライトソウ (北アルプス北部から滋賀県三国山までの亜高山帯〜高山帯の砂礫地、岩壁、草地などに生える高40〜80pの多年草。)

チシマワレモコウ (北海道の亜高山帯〜高山帯の草地に生える多年草。)

ナガボシノシロワレモコウ (北海道、本州中部地方以北、東北アジアに分布し、亜高山帯〜高山帯の泥炭湿原や沼沢地に生える。花が紅紫色のものをナガバノアカワレモコウという。)

ヒメワレモコウ (小型種。寄せ植えに適する。)

ワレモコウ (日本各地に分布。山地や丘陵地の日当たりのよい草原に生える多年草。)

●和名
深山吾亦紅。
●参考図書
趣味の山野草・栽培大辞典(栃の葉書房)、高山に咲く花(山と渓谷社)